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2015年1月31日土曜日

・偏差値教育を導入した目的

飛鳥  日本は家畜化の先頭を走っている国です。
     かつて全共闘が大暴れした後、アメリカの傀儡(かいらい)政権の自民党と霞ヶ関の官僚によって、男たちから牙が抜かれた。その最たるものがゆとり世代と偏差値教育です。

船瀬  大前研一がそれを『週刊ポスト』に書いていました。
    かつての(東大)安田講堂事件か何かのときに、「このままいけば日本は革命が起きて大変なことになるんじゃないですか」と自民党の政治家に言ったところ、「いや、我々はちゃんと手を打ってある」と。「それは何ですか?」「偏差値だよ」「偏差値と全共闘と何か関係があるんですか?」「要するに、偏差値で自分の身の程を思い知らせるためだ」と。分限、分際をわきまえろということだ。

   「武士の一分」というのがあったけれども、小中学校の時に「お前はこの程度の者だ」とレッテルを貼って刻印を押すのが偏差値教育の目的だ。お前の頭はこの程度だと、身のほどを思い知らせれば、革命だ何だと、そんなことを考える人間は1人もいなくなるからね。そのために
(日本独自の)偏差値教育を導入したんだよ。それを導入した政治家がそう言ったという。俺は偏差値世代じゃないから、そんなものは知らない。結局、俺みたいな奴が増えたら敵は困るんだなと思った。

飛鳥  そうでしょう。今も困っていると思いますよ。
     福岡の『夢大陸』が会報を出していた。ある時、反検察の作家だけを集めたんですが、私もそこに入っていたし、植草さんも入っていた。有名な人たちを全部そろえたわけだけど、いざ「ゴー」と言う時に夢大陸の女社長がパクられた。

船瀬  外為法違反ということでね。
     あれは完全にターゲットにされていて押さえられたね。

飛鳥  彼女はやり過ぎたんだけれども、福岡のために中国の重慶とタッグを組んで経済活動を活発にやろうとした。未だに誰がリークしたかわからないけど、検察であるのは間違いなく、銀行にリークして取引きを中止させた。しかも彼女は詐欺行為を行なったとされているけど、結局、銀行取引を止められてしまったので払えなくなって御用になり、完璧にはめられたわけ。「金融商品取引法違反」にされたのは間違いない。

船瀬  私は袴田(はかまだ)事件(1966年)を徹底的に調べて、あれを冤罪だと主張した高杉晋吾さんの本『地獄のゴングが鳴った』(三一新書 1981年)も読み、映画も見た。袴田事件一つ取ってもおそろしいね。検察が味噌蔵の味噌桶の中にでっち上げの証拠を入れている。狭山事件(1963年)だってそう。女子高校生の万年筆をわざと鴨居に置いている。それでガサ入れした時に、結局1人が置いて、1人が「ここにあった」とやるんだ。まさにコントの世界じゃないか。

飛鳥  今だって間違いなくやっていますよ。

船瀬   当然やっています。
      飯塚事件(1992年)は結局、無実の人間を死刑にした。この国は無実の人間でも絞首刑にする。

飛鳥   そういう有名な事件以外にも、小さいそういった事件がいっぱいあります。
      2006年3月3日に四国の高知であったのは、子どもを乗せたスクールバスが白バイのサイレン音が聞こえたので止まって待っていたら、その白バイがぶつかってきた。

船瀬   知ってる。悲しい証拠の捏造ね。逆にバスがぶつけたことになってる。

飛鳥   その時に、なぜかその後「バスが急停車した跡」というのがある。
      つまりバスが急ブレーキをかけた跡というのが作ってあるわけ。あれは炭酸系の飲料でスポンジでこするとできるんです。乗っていた子どもたちがいくら「それは違うよ」と言っても、裁判所もグルになって子どもたちの証言を却下してしまった。

船瀬   しかも地元のテレビ局も新聞も一切報道しない。
      司法も警察も検察も、もう全部死んでる。「言ってはいけない!」「書いてはいけない!」 それが奴らの口グセだよ。

飛鳥   検察のトップを誰がチェックできると思いますか?
      検察のトップをチェックする人間がいない。つまりそのシステムそのものがない。総理大臣もチェックできない。考えてみたらこれは特高
(戦前の特別高等警察)そのものだ。これを検察という形に変えて残したのはアメリカGHQです。

船瀬   特捜部がそうでしょう、FBIだ。
      GHQは警察と検察の力を一つにまとめた。つまり捜査して起訴できるということは、最初から全部捏造でっち上げができるということ。その犠牲者が田中角栄や小沢一郎だ。アメリカに逆らった見せしめということでね。

飛鳥   日本で検察に起訴されたら、99パーセント以上有罪になる。
      これは北朝鮮とか中国よりもひどいですよ。こんなことは文明国ではあり得ないことで、この国は怖ろしい国です。

船瀬   昔は鬼刑事とかいう人がいて、「あの人が犯人だとにらんだら間違いない。すごい直感だ」なんて言ったけど、実際は全然逆。しばいてしばいて無理やり嘘の自白をさせている。袴田事件も狭山事件もみんなそう。気づかない国民もみんなアホ。

飛鳥   あるいは人情的に攻めて、「今ここでとりあえず認めとけ。後は裁判の時に違うと言えばいいから」と騙して調書を取った。

船瀬   ところが裁判になると、「調書でこう言っているからお前は有罪」。
      おいおい、そりゃないだろう。で、その時初めて騙されたと気づくわけ。原発もそうです。結局は国策で決まっているから、建設反対の裁判を起こしても全戦全敗だ。電力会社側の勝訴判決は、電力会社側の準備した書面の丸写し。

飛鳥   警察、公安、検察は全部お仲間。
      連中にとっては自分たちが社会安全装置なんです。

船瀬   デービッド・アイクの本など、これまではみんな「陰謀論」として片付けていたけども、今は逆に真相を知りたいという流れが起きている。風向きが変わっている。

飛鳥   世の中はもう変わらざるを得なくなる。それがこれからもっとひどくなります。

船瀬   私は『効果がないどころか超有害! ワクチンの罠』(イースト・プレス 2014年)を書きました。ジェンナー以来の種痘ワクチンは壊滅ですよ。あとコッホもパスツールもね。要するに病原菌が万病の元だというのも間違いなら、抗生物質の医学も、遺伝子治療も全部嘘だった。それで逆に、千島・森下学説が光を持ってきた。つまり現代医学は、なぜ切り傷が治るのかすらわかっていなかったということです。

   切り傷がなぜ治るのか。それは切った瞬間、断面の体細胞が万能細胞に戻るからです。今、STAP細胞がなぜ大騒動になっているかというと、万能細胞は体細胞になるけれども、体細胞は万能細胞にならないと勝手に決めているからです。でもそれをSTAP細胞は体細胞が万能細胞に戻ったと小保ちゃん
(小保方春子)が言ったから、あり得ないことがあったと大騒ぎになったわけです。

   森下敬一先生がずばり言ったのは、「小保ちゃんの言ったSTAP細胞はあって当たり前。
  
 iPSのほうがはるかに不自然だ」と。今の小保ちゃんもそうだけど、山中伸弥教授も論文をごまかしていたのがバレたでしょう。『新潮』はよくやった。

   俺は確信しているけども、小保方さんのSTAP細胞騒動は、アベノミクスの大失敗の現実から国民の目を「反らす」ために仕掛けられたもの。アベノミクスは完全な失敗。号泣県議の野々村竜太郎もそうだし、佐村河内(さむらごうち)全聾のベートーベンも、覚醒剤のASKAもそうです。

飛鳥   ASKA事件では相当みんな知っているけれども、あれは自民党のKの息子
(小泉進次郎)も一緒にやっていたといいますね。でも検察とかはKの息子には絶対に手を出さない。次の次の次の総理大臣候補だからね。みんなたたけばホコリが出るのはわかっている。検察は全部それを知っていて押さえてある。テレビ局もそう。

   Kの息子がASKAと一緒にやっていたという話は有名。
   だから私はASKAだけは絶対捕まらないと思っていたけど、捕まえたんです。これ、いいのか、バレるぞと思ったけれども、徹底的にガードしたね。ASKAのほうにもちゃんと手を回して、これを黙っていたら罪は軽減、執行猶予。




book『ハイジャックされた<>を99%の人が知らない』
                 船瀬俊介×飛鳥昭雄  ヒカルランド


                          抜粋
    

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