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2015年1月6日火曜日

2015年01月06日 大荒れとなった欧米の金融市場

原油価格(WTI)の1バーレル50ドル割れ、ギリシャ国債の利回り10%接近等もあり、ニューヨークダウは331ドル余り急落して終わっています。

また天然ガス価格も4%以上急落しており、銅も4年半振りの安値にまで売られています。

世界は猛烈なデフレに警戒し始めているのがこれからわかります。

デフレは企業業績を破壊しますので、ニューヨークダウが急落しましても当然となりますが、まだ本格的に企業業績が悪化してきておらず悪化は一部の石油産業に止まっていますが、石油産業は雇用者数で1000万人を超える巨大産業であり、ここが悪化するということは影響は全米に及ぶことになり、しかも今まで厚待遇であったために一旦レイオフ、解雇された場合、生活水準を大幅に切り下げることになりますが、住宅ローンを抱え、新車ローンを抱え、家具等のローンを抱えての¨よい¨生活を送ってきた訳であり、それを切り詰めることなど出来るものではありません。

結果的に百万人単位で破産となりかねません。

今までアメリカ国内で低金利で自動車や家を売りまくってきた訳であり、今度はこれが逆回転する訳であり、世界中に影響が及びます。

原油暴落はロシアが仕掛けた戦略ですが、今や世界中が怯え始めており、更に暴落が続ければ、株式市場暴落を呼び込み、世界経済・金融市場は暗黒の時代を迎えることになります。


資産家達はすでにその資産を金融資産から現物資産に転換済みであり、株が暴落しようが不動産が暴落しようが全く影響を受けない状態になっています。

絵画、ダイヤモンド、稀少金貨、アンモライト等の現物資産に転換している資産家達は今後起こります事態にも平然と見ておくことができますが、一般個人は株式や不動産にどっぷりつかっており、今後大暴落が襲って来た時には資産を大幅に減らすか、無くす人も多く出てくるはずです。

いつの時代でも、いち早く動いた資産家と一部の個人だけが生き延びるものですが、今度襲ってきます混乱は史上最大規模の崩壊になりますので、生半可な対応では資産を守れません。

資産家達は悠然と事態の成り行きを見守り、一般個人は右往左往する日が近いうちにくるかも知れません。

厳注意: 原油暴落はロシアが仕掛けた戦略は、 まちがいでアメリカ商品先物・金融屋とサウジアラビアが共鳴した画策でしょう。

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