ページ

2013年4月29日月曜日

おぞましい舞台裏・このムラ


アジアの団結を怖れるアメリカの煽動

菅沼  現在の日本銀行というのは、55%が日本政府の財務省が株を持っていて、基本的にはあれは民間の銀行です。だが問題はあとの45%は誰が持っているのかということです。その中の39%の個人株主の名前は公開されていない。だから米連銀(米国連邦準備制度理事会・FRB)のように、その中の半分はロスチャイルド系であったりするわけです。

フルフォード  最近わかったんだけどこの前、小泉ジュニア(進次郎)が派閥を発表しましたね。あれで、80人の政治家に多額のワイロが配られたんです。そしてその金の出所のワイロの大元は、日本銀行の株主の1人であるサッスーン財団のジェームズ・サッスーンです。


飛鳥  日本人は陰謀論という話になるとすぐ、バカな連中、狂った連中のことだという人が多いんだけど、そもそも人間がいる限り陰謀なんて絶対につきものじゃないですか。組織には絶対陰謀があるし、会社にだって企みはあるわけですよ。だからここで話していることでも変な人たちがおかしなことを言っていると思われるのはシャクだね。

フルフォード  それが向こうの戦略なわけ。
        要するに自分たちのことを知られたくないからね。


菅沼  新聞に書いてあることやマスコミの言うことで、世界を判断してるようじゃ駄目だね。

飛鳥  そう。だからあまり言いたくないけど、4大新聞にはほんとに笑っちゃうね。

菅沼  たとえば政治評論家でも経済評論家でも、あるいは大学の先生でも何かの学者でもそうだけど、ずっと見ていると全部どこかの「ひもつき」なんだ。ウォールストリートの代弁者もいるし、ペンタゴンの代弁者もいる。もちろん政府や官庁の御用学者も多い。はっきり言って国賊みたいなもんで、日本人というのは明治の頃から、東大の先生もそうだけど、みんな誰かの翻訳で生きて来たんですよ。つまり誰かの翻訳を自分の理論にしただけなんです。

   竹中平蔵なんてあんなの全部翻訳ですよ、自分の意見じゃないんだから。自分のオリジナルは何もなくて、いつも誰かの意見なんだ。そんなもので国際情勢を評価したりするもんだから、結局誰かの思うとおりの判断をさせられて利用されている。


飛鳥  コントロールされていると言うけど、自分でコントロールの中に入ってる。しかも自分がコントロールされていることが全然わかっていないし、その自覚がないんです。
 
フルフォード  北朝鮮の話に戻りますけれども、北朝鮮にテポドンとか核兵器を売ったのはアメリカですよ。でも目的は、すごく高価な迎撃ミサイルのシステムを日本に売ることだったんです。でも日本はあんな高いものはいらないと言った。そうして日本に、「ほらほら、北朝鮮は危険でしょ、怖いでしょ。向こうも持ってるんだから買わないとだめだよ」と脅して買わせる。


飛鳥  北朝鮮の核施設を最初に曝露したのはアメリカの軍事衛星だということでワーッとなって、それであわてた日本が結局アメリカ製の迎撃ミサイルシステム、パトリオットを購入する。台湾もそう。だからアメリカが「北朝鮮は危険だ、危険だ」と言うほど、実はアメリカの迎撃ミサイルが売れるんだよ。

フルフォード  マッチポンプなわけ。そういう商売なんですよ。
         以前アメリカ大使だった人が、「北朝鮮がなかったら、つくる必要があった」という暴言を言ったほどなんです。

飛鳥  アメリカにとって、北朝鮮というのは非常に便利なツールですからね。

フルフォード  つまりアジアが団結するのは、欧米勢としては非常に困るわけ。
         だから何としてでも阻止したい。だから一生懸命感じやすいところを突いて喧嘩させようとしているわけ、北朝鮮とも、韓国、中国とも。それが今は、尖閣諸島の問題。

飛鳥  そう。尖閣の問題はアメリカが誘導している。
     そして実際にはアメリカじゃなくて、いわゆるシオニスト的な国際資本家たちがやらせているんです。しかしアメリカは日本に施政権は認めるが、領有権は絶対に認めないんです。

フルフォード  中国が今、裏で言っているのは、もともと沖縄自体は中国のもので、中国に貢(みつ)ぐ独立王朝だった。だからそれを日本から分断して、中国人が海で遊べる避暑地にしろと言っている。

飛鳥  中国はだから今、「沖縄は独立しろ、独立しろ」と言って、沖縄をたきつけているよ。

フルフォード  永田町の裏にプルデンシャルタワーがあるじゃないですか。
         あそこには、CIAが日本を管理するための部室が3フロア分あるんです。

菅沼  あのビルはすごく邪魔ですよ。どこに行ってもあれが見えるし、しかも官邸のすぐそばで、国会のそばだよ。監視しているんだろう。しかも今の総理官邸をあんなガラス張りにして、あれを作ったときバカじゃないのと思ったよ。

フルフォード  今僕の本は全部日本語で出しているんだけど、その本が今、全部英語に訳されている。それで書いてもいないのに、急にユダヤ差別したとか嘘言われて、僕の本が印刷中止にされたことがある。

菅沼  日本のイスラエル大使館とか、アメリカ大使館なんか、そういうところではみんな国内の出版物を検閲しているんですよ。アメリカ大使館なんかすごいよ。だから訴訟を起こされたりするんだ。

飛鳥  そうですよ。そのための専門部署があると聞いています。

フルフォード  僕は紀伊国屋で英語の本を買ったんです。
         それはバビロンの歴史の本なんだけど、それにバーコードがあったんでそれを剥がしたら、下に半導体があった。たとえば『9・11の真実』という本が出版されたとするでしょ。それを買った人は家に持って帰る。そうしたらそのバーコードの下の半導体で居場所がわかるわけ。だから一斉にパクることができる。

飛鳥  やりかねない。
     NSA(アメリカ国家安全保障局)はそれの専門家だからね。NSAの目的は、個人情報の徹底管理なんだ。

フルフォード  このクレジットジットカードを見せますけど、裏にこの線があるでしょう。
         NSAの人から聞いたんだけど、これに超小型半導体が入っていて、盗聴できるんですよ。GPSで居場所もわかる。パスポートにも入っている。

   最近、アメリカが国内で何をやろうとしているかというと、アメリカ人の5000万人くらいが、6人に1人は生活補助で生きている。それをもらっている人たちに、詐欺防止という名目で半導体を入れようとしている。

菅沼  それが今、6000万人くらいになってるそうじゃないですか。

フルフォード  もうメチャクチャなんですよ。

飛鳥  今ずっと聞いていると、ベンジャミン君はおかしな人じゃない。ちゃんと理屈に合った話をしている。なのに、ベンジャミンはおかしな奴だから話を聞くなという風潮が、こんなに日本に出回っている。

フルフォード  それは僕の言っていることが、あまり広まったらまずいからなんです。
         だから変人扱いされて村八分にされるように、一生懸命ブラックリストに載せようとしている

飛鳥  
特にテレビ界でひどいね

フルフォード  
僕がいろんな番組に出たりすると、「あなたが出ると視聴率が高くなるからいいんだけど、上から使うなと言われている」、とプロデューサーから何回も言われた。その大元の指示はナベツネとか中曽根、石原で、サバタイ派マフィアの奴隷になっているものたちだ。結局、彼らの権力の大元の問題は、お金。それが解決したら全部変わる。僕は別に、一般のテレビを見ている人たちに理解してもらわなくてもかまわない。

   こういった人たちは、大元の大本営が変わってみんなが信じているNHKが、それまでと違うことを言ったとき、いつものようにみんなも「ああ、そうですか」というだけだから。申し訳ないけど、みんな洗脳漬け、調教漬けなんです。これは日本だけじゃなくて、アメリカもヨーロッパもそうです。僕がこれまでやってきてわかったのは、政治家というのは結局、「雇われ役者」なんだってこと。僕は真に受けていたから、永田町にいる政治家は日本を管理しているんだと思っていた。

飛鳥  
裏を返せば、それは日本の政治家に対する絶望感だな

フルフォード  
結構有能な人もいるし、いい志で政治家になった人はいっぱいいるんだけど、すでにできてる仕組みの中であの人たちにできることは何もない。みんなそれなりに頭はいいから、こう言ったら、こう言うよ。でもその裏に何があるかについて何も知らないし、何もわかっていない。

   たとえば僕が、ユダヤ差別したということで罠に嵌められた時、ロサンゼルスのヴィーゼンタールからクレームがきて、その人が日本に来た。それで外国人特派員協会で記者会見したときに、僕が「なぜ僕の本を封印しようとしたのか。ユダヤ差別的なところがどこにあるのか」と言ったら、「あなたがブッシュがイラクで200万人殺したと書いたから」と言った。ブッシュは建前上はキリスト教徒だし、200万人のイラク人を殺したという根拠は僕じゃなくて、「ランセット」というイギリスの医学雑誌の推定だった。

   そうした騒動があったとたんに、政治家たちが僕と一切連絡を取らなくなった。
   それまで親しくしていたのに、急に怖がっちゃって。みんな役者なのか、それともうまく立ち回りたいだけなのか、知らないで蚊帳の外に出されてしまったか。

飛鳥  いつものパターンだよ。

フルフォード  結局、大元をたどると、ロックフェラー、ロスチャイルドとかパパ・ブッシュ、とかの一握りの人たちだ。現在はジェームズ・サッスーンとかジョン・コーエン、シオンの長老なんかも出てきた。名前も具体的な情報も出ている。つまりこの傘下にG7などの国際会議のグループがあるわけで、結局みんなどれかの同じ命令系統に入っているんだ。


        book 「神国vsワンワールド支配者」
                 菅沼光弘・ベンジャミン・フルフォード・飛鳥昭雄箸
                        ヒカルランド

                          抜粋

2013年4月25日木曜日

スーパー・ガイ Roger Theobald

わかる人いますか?

隠れた(ウィスニュウスキー・TWA)のパートナー


Roger Showed up one day at a Valley Circle Burners meeting. The meetings were held in any open place you could find at the Johnson Engines Company on Saticoy. He was from the East, had red hair and drove a big Thunderbird. Just another guy who wanted to join the "Circle Jerks".
Within 10 years Roger had teamed with Will Wisniewski to develop the TWA engine that blew away EVERYONE at the 1966 World Champs with a 1-2 finish and changed F2A forever, then turned around and developed the ARM diesel engine with John Barr and flew to fourth in F2C at the 1972 World Champs. Then Roger joined Phil Kraft in Vista, California and designed and developed the Kraft 61, still made and marketed by RJL here in the US
To my knowledge Roger is the first person ever to represent the U.S. in two different control line categories in the world champs. Bill Hughes reminds me of two other examples:  Carl Dodge(F2A) flew F2C with Henry Nelson  and Tom Fluker jr.(F2D) flew F2C with BillLee
Here, however, is a study of Roger of his unique and breathtaking style of entering the pylon. Monoline is no longer allowed in F2C, but any AMA speed flier had to appreciate this, it seems to me.

The monoline handle he made can be seen clearly in the photo above as he begins to tow the TWA up to resonance.
In the photo to the right the pipe comes "on" and Roger gets the aircraft high as he stops rotating. Only two or three seconds have past since the engine hit peak revs. Then, below, the almost unthinkable happens. He stops rotating all together and the aircraft flies behind his back. The eyes aim, instead at the pylon forks.
Somehow nothing goes wrong. His hand goes down as the aircraft comes around in to view, then, hand in the forks in one move after the aircraft reappears, he starts to pivot again.

題名通り


引用・転載文



日本人は政治的無能者なのか

日本人は政治的無能者なのか
(日刊ゲンダイ2013/4/23)

アベノミクスの効果はゼロなのに それでも支持率71%の異常

◆「好景気の実感ない」81%、「所得増えない」69%。

やはり日本国民の政治水準はかなり低いのではないか。共同通信の世論調査にはビックリ仰天だ。


アベノミクスによって「所得が増えると思う」24%に対して、「増えないと思う」は69%。景気好転を「実感できる」13%に対し、「実感できない」は81%だった。要するに、景気も良くなっていないし、この先も給料は増えそうにない――と多くの国民が思っているということだ。ところが、安倍内閣の支持率は前回より上昇し、71%に達している。

景気がよくなっているのならまだしも、よくなる見込みもないのに、70%もの支持率を与えるのは、世界中で日本くらいのものだ。なぜ、こんなバカなことが起きているのか。
「ひとつは質問する順番でしょう。共同通信の調査は、最初に〈安倍内閣を支持しますか〉と聞き、5問目、6問目で〈所得は増えると思うか〉〈景気好転を実感するか〉と質問している。もし、最初に〈所得は……〉〈景気は……〉と尋ね、最後に〈それでも支持しますか〉と聞いたら違う数字になっていたでしょう。ほとんどの回答者は、それほど深く考えず、なんとなく〈支持する〉と答えているのだと思う。民主党政権がヒドすぎた反動もあるでしょう」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
しかし、政治意識の高いヨーロッパの先進国なら、あり得ないことだ。自分の暮らしがよくなる見込みがなければ、間違っても支持しない。
「もともと、合理的にモノを考えることが苦手な日本人は、民主政治に向いていないという見方があります。小泉政権の時も、なぜ郵政を民営化すると生活がよくなるのか説明不能なのに、国民は〈聖域なき構造改革だ〉という言葉に熱狂し、圧倒的に支持した。日本人の政治レベルは、その程度なのでしょう」(政界関係者)
しかし、安倍内閣では、国民生活は絶対に良くならない。足元の景気も、給与総額は増えず、失業率が悪化するなど、アベノミクスの効果などどこにもない。なにも考えずに支持している国民は、半年後、1年後とんでもないことになると覚悟すべきだ。

2013年4月23日火曜日

事件の裏に真実有り・・・・


ボストン爆弾テロの深層

2013年4月22日   田中 宇

 4月15日に米国ボストンのマラソン大会のゴールで起きた爆弾テロ事件について、英国の新聞テレグラフが「FBIの大失敗」と題する記事を出した。ボストンの事件について、世界中で無数の記事や投稿、つぶやきと称する公言などが発せられているが、米国とテロの関係について、おもてと、巨大な「うら」の両方をよく知っている人なら、このテレグラフの記事を読むだけで、今回の事件(事件というより「事故」もしくは「未必の故意による過失」と呼ぶべきだが)の本質に気づくだろう。 (Boston bomber: FBI 'dropped the ball' over Tamerlan Tsarnaev
 この記事の圧巻は、事件発生後、容疑者のタメルラン・ツァルナエフがロシアに住む父母に電話してきて、FBIから電話で叱られた話をしたくだりだ。事件直後、FBIがタメルランに電話してきて、お前が犯人だ(もしくは「こんなことになったのはお前のせいだ」)と、タメルランを非難した(called him to accuse him of being responsible)。タメルランは「それはそっち(FBI)の問題でしょ」("That's your problem")と、電話をかけてきたFBIに答えたという。これは、英国などのマスコミ各社がロシア在住のタメルランの父親に取材して聞いた話だ。 ('My sons never do bombing!'
 捜査当局が、容疑者をつかまえに行く前に電話して、お前が犯人だと叱るのは奇妙だ。そんなことをしたら逃げられてしまう。しかも、タメルランは電話を受けた後も逃げなかった。FBIはその後、日を改めてから、4月18日にタメルランら兄弟を容疑者として指名手配した。タメルランら兄弟は、指名手配されるまで事件現場の近く(たぶん自宅)で生活し、ツイッターの公開書き込み(弟のアカウントが「@J-tsar」)までやって、のんびりした様子だった。彼らは、指名手配されてから、ようやく慌ててうろうろし始め、近所の大学を通行中に警官(警備員)に怪しまれたので射殺し、その辺を走っていた車を奪って逃走した。 (Dzhokar Tsarnaev's Twitter account @J-tsar active on day of Boston Marathon bombings) (Boston bombing suspect in custody) (Boston Marathon bombings From Wikipedia
 FBIがタメルランらを追い、ボストン周辺に外出禁止や公共交通停止の戒厳令が敷かれ、内戦のような大騒動の捕り物劇("The War on Boston")が丸一日続いた。タメルランは射殺され、弟のジョハルは怪我をして隠れたまま倒れているのを見つかって捕まった。 (The War on Boston Continues
 事件直後のFBIからの電話のはなしに戻ると、タメルランが「私はやってません」でなく、爆破はFBIの問題だと批判し返したのも奇妙だ。これら奇妙な点を「タメルランの父母が息子たちを擁護するために出任せを言っただけ」と考えることもできるが、父母の発言に出任せの疑いがあるなら、テレグラフはそのように書くだろう。タメルランの父親の発言は、他のマスコミでも信憑性に疑いを持たれずに報じられている。 (Parents of Boston Marathon bombing suspects defend their sons, and father reveals FBI interviewed Tamerlan Tsarnaev two years ago
 しかも、同様の奇妙さは、2001年の911事件や、1995年のオクラホマシティの連邦ビル爆弾テロ、93年のニューヨーク世界貿易センタービルでの爆破テロ事件(911とは別の事件)など、米国で起きたいくつものテロ事件にもまとわりついている。 (オクラホマ爆破事件と911(1)
 FBIとタメルランの電話の会話は、まるで両者が旧知の知り合いであるかのようだ。事実、FBIとタメルランは、少なくとも2011年に会っている。ロシア政府からの情報提供にもとづき、FBIがタメルランに連絡をとり、イスラム過激派のテロ組織との関係について事情聴取した。しかしその後、FBIはタメルランについて怪しむことをしなかった。 (FBI interviewed dead Boston bombing suspect years ago
 タメルランらツァルナエフ家の人々はロシアのチェチェン人で、タメルランら兄弟は2000年に観光旅行で米国に来た際、そのまま残って米当局に亡命申請した(他にも諸説あり)。自主独立の民族気質が強いチェチェンは、ロシア軍から過激に弾圧され続けてきたので、亡命申請が通りやすい。父母はロシアやキルギスなどに住み続けたが、タメルラン兄弟と姉(妹?。彼には2人の姉妹がいる)は米国に移り住んだ。 (真の囚人:負けないチェチェン人
 タメルランら兄弟は米国に移住した後も、しばしばロシアの父母のもとに帰郷した。父母はロシアのチェチェンのとなりのダゲスタン共和国に住んでいた。タメルランは2011年に半年間の帰郷をしたとき、地元のチェチェン人のイスラム教のモスクを何度も訪れ、米国に帰った後、ネット上のユーチューブのチェチェン関連動画のページなどに、チェチェン人のイスラムゲリラの戦い(米露側からすれば「テロ活動」)を賞賛する書き込みをたくさんやるようになった。
 タメルランがチェチェンに帰郷して「イスラム過激派」に同調するようになったのを見てロシア当局が警戒し、米当局に情報を送ってきた。それでFBIがタメルランを事情聴取した。ロシアは何度も米国にタメルランの情報を送り、最新のものは昨年末だった。しかし、FBIは新しい動きを何もしなかった。FBIは911の時も「20人目の犯人」といわれたザカリアス・ムサウイについて、各種の情報を事前に得ながら、ほとんど対応していない。奇妙さが繰り返されている。 (テロリスト裁判で見える戦争の裏側
 タメルランは、FBIに事情聴取された経験があるのだから、爆弾テロを起こすなら、犯行直後に遠くに逃げて当然だ。できればチェチェンに高飛びするのが良い。しかし彼は何もせず、何日間も漫然と犯行現場から遠くない自宅にいた。当局によると、タメルランら兄弟の自宅から、手製の爆弾がいくつも見つかった。兄弟は、逃げもせず、爆弾を別の場所に隠したり捨てたりすることもしなかったことになる。
 タメルラン兄弟が全くの無実であり、FBIが兄弟を犯人としてでっち上げたという考え方もできる。米政府は最近、表向きロシアとの関係を良くしたいと言って安保問題などで米露交渉を続けつつ、その一方で露政府を怒らせるような制裁的な措置をやっている。米当局は、対ロシアの外交戦略上の観点から、チェチェンやロシア系のタメルラン兄弟を犯人としてでっち上げることにした、という筋書きもありうる。しかし私は、それらを考えつつも、そうではないだろうと思っている。
 米当局は12年前の911事件以来、テロ対策の戦略と実践にものすごく力を入れている。テロ対策や治安維持、公安警察の基本は、テロリストになりそうな連中(市民や地域の外国人)に当局が恒常的に接触し、常に様子を探ることだ。テロ組織の中に当局のスパイを潜り込ませ、テロ行為の計画に平然と参加させるのも優れたやり方だ。当局がテロリスト風のスパイを養成するのは非効率なので、もともとテロリストをやっている人々、テロ組織の近くにいる親近者などを、何らかのきっかけ(弱みを握るとか金銭授受、性的誘惑など)を使って当局に協力せざるを得ないように仕向け、スパイさせるのがよい。
 だからFBIは、最初にタメルランに接触した後、彼をイスラム過激派のスパイにしようとした可能性がある。タメルラン兄弟は当時、米国の市民権や国籍を取得する過程にあった。「市民権を早くとれるようにしてやるから、米国への愛国心を見せるためFBIに協力してはどうか」とFBIがタメルランに持ちかけた可能性はある。
 ロシアから独立したいチェチェン人の気持ちは、ロシアを仮想敵とする米国にとって使い勝手の良いものだ。チェチェン人はイスラム教徒だが、同時に反露的だ。米国の右派(ネオコンなど)は、イスラム教徒を敵視する一方で、ロシアを困らせるためにチェチェンのイスラム勢力がテロをやるのを支持・支援してきた。タメルランにとって、チェチェンのイスラム急進派に親近感を覚えることと、米国に永住するためにFBIに協力することは矛盾しなかっただろう。 (ロシア学校占拠事件とプーチンの独裁
 タメルランがFBIの協力者だったとしたら、ボストンのテロ事件の直後の、両者の電話の会話は全く奇妙なものでなくなる。タメルランとFBIは、事前にテロが起きることを察知していたが、うまく止められなかった。もしくは、両者はテロを防ぐためにスパイ活動をしていたのに事前にテロを察知できなかった。もしくは、両者が共謀して爆破テロを起こす直前までの事態を起こそうとしたが、何かの手違いで爆発が本当に起きてしまった。などなど、可能性の選択肢はいくつもあるが、いずれの場合も、FBIが「お前のせいだ」とタメルランを非難し、タメルランが「そっちの問題でしょ」とやり返すという会話が、自然なものになる。
 93年のニューヨーク世界貿易センタービルの地下駐車場の爆破テロの際にも、エマド・サレムというFBIのスパイとなった米国に移住した元エジプト軍将校が、FBIに依頼されて貿易センタービルの地下駐車場に爆弾を仕掛け、それが爆発まで至らずに検挙が行われる筋書きで、サレムが潜り込んでいたイスラムテロ組織(実は単なるモスクの会合)がテロ事件を起こしたことにしようとしていたのが、手違いから本当の爆発が起きてしまったという展開があった。FBIがサレムを犯人(容疑者)として発表し、怒ったサレムが真相を暴露し、それを米マスコミの一部が報じたことで問題になった。 (政治の道具としてのテロ戦争) (サウジアラビアとアメリカ(中)
 今回も、エマド・サレムの時と似た展開になっている。事件当日、ボストンでは、マラソンの警備をかねて、マラソンの最中にテロが発生する想定で、警察、FBI(刑事)、CIA(諜報機関)など治安維持当局が、テロ対策の実地的な訓練を行っていた。マラソンの道沿いのビルの上から、テロリストを狙撃するための重武装の部隊がにらみを利かせていた。沿道では、爆弾のわずかなにおいをかぎ分ける警察犬が活動していた。マラソンを見に来た観客らが、ものものしいテロ対策要員の姿や行動を見ておびえたのに対し、当局の要員が、訓練だから大丈夫ですと言ってなだめていたと報じられている。(911事件の当日も、米国東海岸で、ハイジャックされた飛行機が政府関係のビルに突っ込む想定で、警備の訓練が行われていた) (Boston Police Chief: "There Was No Specific Threat") (怪しさが増すロンドンテロ事件
 今回の件を含む米国のテロの話は、非常に奥が深く、しかも幅がとてつもなく広い。ほとんどの人々にとって全く知らない話だし、話の大部分が陰謀論扱いの対象になりうるので、簡単に説明できない。一回の記事で書ききれるものでない。今回はさわりだけで、とりあえず配信する。次回以降、続きを書いていくつもりだ。

2013年4月15日月曜日

読めた世界の裏

前から言ってるんだが、北朝鮮は日本と同じく米国の傀儡だ。北朝鮮のような極小国家が日米の巨象相手に太刀打ちできる可能性は全くない。もはや、核弾頭ミサイルは最新の軍事技術からすれば無力だ。PAC3のようなおもちゃではなくミサイル自体を無力にする兵器が存在するからだ。つまり、北朝鮮による軍事的挑発行動は国体を守るために恫喝を繰り返しているのではなく、米国に巣食う巨大な軍産複合体の利益のために行っているに過ぎない。つまり、自作自演なのだ。だから、安心かというとそうではない。極めて危険なのだ。北朝鮮=米国=軍産複合体による恫喝の狙いは一つ。「日本」だ。韓国は日本の付属的組織に過ぎない。日本を叩けば勝手に韓国も崩壊するのだ。日本と北朝鮮は国交もなく平和条約も何も存在しない。つまり、北朝鮮はフリーハンドで日本を叩くことができる。米軍は北朝鮮による日本に対するミサイル攻撃を日米安保を名目に軍事行動をとるのかというと、それはNOだ。米軍が他国に対し軍事行動をとりえるのは、日本国内に存在する米軍施設か大使館や領事館などの施設が攻撃された時だけだ。日本内に展開する米軍は日本の国益のために存在するのではなく、自国の利益のために存在する組織であるに過ぎない。だから、日米安保を根拠として米軍が日本を他国の侵略から守ってくれるなどという議論はナンセンスだ。本気でそう考えるなら、相当能天気者かアホかどっちかだろう。米国は先の大戦で終戦直前に日本国内に二発の核爆弾と主要大都市に大量の焼夷弾を投下し、戦闘員ではない一般国民を大量虐殺した国なのだ。その目的は、戦後処理を圧倒的有利な体制で進めるためだ。米国主導のシナリオで日本を思い通り戦後支配するために、ワザと国民を無差別大量殺人し、ワザと日本国内の食料流通経路を断ち、都市部にいる大量の国民を飢えさせた。結果、現在日本が米国のポチになってる法的根拠としての「日米安保」+「日米地位協定」を密約同然で結ばせることに成功した。つまり、米国の主導するTPPとは、第二の地位協定なのだ。その悪の協定を成功させるためには、前回同様なるショックドクトリンを敢行する必要がある。それが北朝鮮恫喝戦略であり、中国市場大混乱戦略であり、金融市場大崩壊戦略であり、殺人インフルエンザ大量ばら撒き戦略であり、大地震戦略なのであるに過ぎない。自然に発生するのではない。すべて用意周到に仕掛けられている。
 

2013年4月6日土曜日

あーあ やんなちゃ 大嘘を見過ごす我々


国会議員は税金ドロボー 国会が違憲という奇怪な有様

国会議員は税金ドロボー 国会が違憲という奇怪な有様
(日刊ゲンダイ2013/4/4)

彼らが「議員定数削減」や「一人一票の区割り改革」などやるわけがない

国会では連日、予算委員会でああだこうだとやっているが、もったいぶった議論を見ているとアホらしくなってくる。この国会は違憲だからだ。


衆院選の「1票の格差」をめぐる問題で、3月末に各地の高裁で判決が出た。全国16件の訴訟のうち14件が「違憲」、そのうち2件は「選挙無効」の判決だ。残る2件も「違憲状態」と断じ、「合憲」判断はひとつもなかった。

国権の最高機関が違法状態なんて、マンガみたいだ。憲法違反の国会がああでもない、こうでもないとやっているのだ。憲法学の権威で九大名誉教授の斎藤文男氏はこう言った。

「違憲状態で当選してきた国会議員が法律や予算をつくり、違憲の議会が安倍首相を選び、違憲の首相が組閣した政府が、国の方向を決めていく。ため息しか出ませんよ。自分たちの違憲を正すこともできないで何を国会で論じているのか。民主主義とかけ離れた今の日本の政治状況は、異常としか言いようがない。世界が『どうなってるの、日本は?』と目を白黒させていると思います」

こんな状況で「日本は議会制民主主義です」なんて、よく言えたものだ。お隣の独裁国家とさして変わらないのではないか。こんな“お飾り”国会が、予算を審議し、TPPの批准までやろうというのだ。バカバカしいったら、ありゃしない。

◆議員バッジは金儲けの道具なのか

国会では一応、「0増5減」や「区割り調整」について話し合いが行われている。しかし、彼らにどこまで、切迫感や責任感があるのか。きのう(3日)も衆議院の選挙制度改革をめぐって与野党の幹事長会談が行われたが、物別れに終わった。「0増5減」だけ先行実施することを主張する自民党に対し、野党が「議員定数削減などの抜本改革とセットでやるべきだ」と言って反対しているためだ。

もっとも、野党だって本気で反対しているわけではなくて「定数削減を主張しておかないと国民の批判を浴びる」(民主党幹部)というだけのこと。自民党案を基にした「0増5減」の区割り見直し案にしても、最大格差は1・998倍で「ギリギリ2倍は超えないよう調整しました」というシロモノだ。小手先のその場しのぎでしかない。つまり、形だけ議論。「違憲解消に向けて話し合っています」というアリバイづくりだ。

「選挙制度改革を国会議員に任せていたら、進むワケがありません。そもそも、1票の格差は今に始まった話ではない。国会議員は自分たちの議席をいかに守るかしか考えていないから、これまでは定数を増やすことで、なんとか乗り切ってきた。わが身可愛さで、絶対に減らそうとはしないのです。彼らは落選したらタダの人。世襲議員のように、政治が家業になっている人もいる。かつては“井戸塀政治家”といわれるように、私財をなげうってでも国のために尽くすという志のある政治家がいたものです。今は政治が食いぶちになってしまっている。そんな人たちが“身を切る改革”なんてやるはずがありません」(政治評論家・山口朝雄氏)

ホント、今はくだらない国会議員ばかりになってしまった。お笑い芸人が国会議員になって、改革派を気取る。政党を渡り鳥のように移動して、生き残ろうとする。公約をさっさと忘れて、保身に走る。ポスト欲しさに取引する。全員が金儲けと箔(はく)付けのために議員バッジをつけているようなものだ。つまり、民主主義をナメている。そんな連中が「国会議員でござい」とふんぞり返っている。

デタラメな国会議員が多すぎるから、国民から「減らせ!」と言われるのだ。

◆国会議員は一度やったらやめられない

そんな国会議員に一体どれだけの税金が使われているのか。

まず、「議員歳費」が月額130万円。これに年間約600万円のボーナスが加わり、給料だけで年収は2000万円を超える。このほかに「文書通信交通滞在費」が月100万円、「立法事務費」として所属会派に議員1人当たり月65万円が支給される。つまり、国会議員のフトコロに入る“つかみガネ”は年間4000万円以上とベラボーだ。

ほかにも、JR無料パスや無料航空券、都心の格安豪華宿舎、公用車などの特典がズラリ。国会会期中は、正副議長、常任・特別委員長らに日額6000円の「議会雑費」も支給される。

これに公設秘書の給料があり、さらに政党助成金がある。そこから餅代、氷代などが配られるわけだ。それやこれやをひっくるめると、議員1人当たり、年間1億円以上の税金が使われていることになる。それでいて、ロクに仕事もしないのだから、税金ドロボーそのものだ。

連中は、たまに思い出したように「身を切る改革」とか言い出すのだが、一時的なものだ。いつもナシ崩しになる。震災後に始めた歳費の一部返上だって、いつの間にかウヤムヤで、元に戻っている。

自分たちはガッツリ既得権を守りながら、国民には増税を押し付ける。その税金でのうのうと暮らしているのだ。冗談じゃないが、フザケているのは、こんな連中が、またぞろ憲法改正なんて言い出していることだ。

◆違憲議員が憲法改正を叫ぶマンガ

日本維新の会の石原慎太郎共同代表は、退院してきて最初の国会議員団役員会で「参院選の焦点は憲法」と言った。維新は、参院選で「自公の過半数阻止」を掲げる一方で、「改憲勢力で3分の2以上の議席獲得」を目指すという支離滅裂な方針を打ち出している。選挙では反自公で戦いながら、選挙後、憲法改正は協力するということだ。

詐欺みたいな話だが、それでも選挙後、改憲勢力が3分の2以上になれば、憲法改正の要件を緩和するための96条改正へなだれ込むのは間違いない。違憲国会議員が憲法改正なんて、いい加減にしてほしい。

「改憲をどうこう言う前に、とっとと自分たちの違憲状態を是正しろという話ですよ。いま国会で話し合われている『0増5減』は衆議院の選挙法ですが、これだけをやったところで、またすぐ違憲状態になる。その場しのぎでしかありません。それに、最大格差が5倍もあった前回参院選についても、最高裁大法廷は違憲状態と判断。こんどの参院選も1票の格差問題で訴訟になるのは確実です。両院とも違憲状態なのに、憲法違反の国会議員が居座って、憲法改正を叫ぶのだからマンガみたいな話です」

それを批判するどころか、大真面目で報じる大メディアもどうかしている。この国の政治は何から何までお笑いだ。マトモな国民は、もう付き合いきれない。


※この貴重な媒体を応援しよう!
http://e.gendai.net/
http://bit.ly/LFNwYk
関連記事