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2015年1月7日水曜日

・利己的野心だけで気骨がなく、臆病な政治家たち

 

 こうした(脅迫、攻撃、誘惑などの)話を聞いて、私が自ら進んで野獣の腹の中へ入り込んでいるのではないかといぶかる人たちがいる。それで私は彼らに言う。「それでもいいじゃないですか?」と。私は人類の素晴らしい未来を信じており、そこへ到達するにはどうすればいいかというビジョンを分かち合うためであれば、地球上の誰とでも会見することにまったくこだわりがない。

   私は少しも怖れてはいないし、彼らが私を堕(お)とすことができないのを知っている。彼らは私を買収できないし、私を欺くことはできない。そして万が一彼らが私を殺しても、私は気にしない。それで、何が失われるというのだ? 真実の中に住まうならば、すべては非常に単純になってくる。避ける必要のある人など一人もいないし、探し求める人は自然にはっきりと明らかになってくる。

   私は、意識の複数ある軌道に乗って活動するすべを学んだ。
   それはイルカが活動している状態に似ており、イルカは”眠っている”時でも脳の一部は目覚めている。このことは科学的に証明されており、イルカは同時に複数の次元とレベルで活動している。そして人間もそうすることができるのだ。

   その当時、私は眠っていても一部は目覚めていることができた。
   たとえば1992年後期にクリントンが大統領に選ばれた直後、私はアストラルレベルにおいて、アーカンソー州リトル・ロックの知事官邸で彼と一緒におり、この情報を討議していた。これは彼が大統領だった期間中ずっと続いていた。つまり会合はアストラル・レベルで起きていたのだ。そして何年も後に、クリントン大統領の親しい友人から聞いたことでは、大統領は内的な霊的レベルというものに理解を持っており、そうした方法で人と出会うことができたという。

   私は多年にわたり、こうした方法で習慣的に人々と接触してきた。
   それは自らの自我や恐怖、偏見などを超越することでそれが可能になり、霊的に人々と接することができる。しかしそのような方法であれ、顔を合わせての現実的な会合であれ、そうした会合の結果が必ずしも好ましい反応であるとは限らない。

   そして実際、ビル・クリントンの場合、彼は「(UFOの)情報開示」をすることを望んではいたが、それを行なう勇気を持っていなかった。彼が受け継いだ(実現すべき)遺産は基本的に失われてしまった。なぜなら冷戦時代が終わった後の最初の任期満了大統領として、この情報を公開することは彼の責任にかかっていたからだ。しかし彼はあえて挑戦しなかったのだ。

クリントン大統領とモニカ・ルインスキーのスキャンダルの真相

   ウースレイがCIA長官の職を去った後、私は彼との会見を公開しようと考えていた。
   それでニューヨークの主要新聞が私をインタヴューし、CIA長官やホワイト・ハウスの人々に、私たちがUFOの状況説明をしたという記事が掲載されることになっていた。ところがその記事が掲載されるまさにその当日、朝刊に、例のモニカ・ルインスキーのスキャンダルを全面にぶちまけたスクープが載ったのである。

   これは偶然でもなければ、同時発生したものでもない。
   つまりマスメディアのスクリーンから、意図的に、私たちのUFO状況説明の報道が完全に外されてしまったのだ。その後の1、2年、テレビで連日放映されたこのセックススキャンダルは、世界中のマスメディアで取り上げられた。何という愚かしさだ! そして私はこう結論した。米国大統領はUFO問題と関わるつもりはなく、もし彼がこの問題に関わってさらに深く掘り下げることになるなら、彼の大統領生命は終わる、と。

   この頃、私はカーター大統領と親しい友人と知り合った。
   彼から聞いた話によると、カーターが大統領になって間もない時期、カーターはUFO問題全般について調査しようとした。彼はジョージア州知事時代に、UFOを目撃しており、私たちは彼の出した公式レポートを持っている。そこでカーターは当時のCIA長官(父)ジョージ・ブッシュから状況の説明を受けようとしたが、ブッシュはカーターに、「その情報は与えられない。必要なら他から入手するように」と言った。それでカーターはこの問題をさらに押し進めたところ、ある日”私服”の男の訪問を受けた。彼は、「サー、大統領として最初の任期を終わらせたいなら、このUFO問題についての秘密を漏らしてはいけない」と言われた。

   ジミー・カーターは、ホワイト・ハウスがUFOについての調査をすることを望み、スタンフォード・リサーチ・インスティチュート(SRI)にそれを実行させる予定だったという。ところがペンタゴンの闇のプロジェクトはSRIに対し、カーター政権の要請でUFO問題を調査するつもりなら、ペンタゴンはSRIを支えているすべての契約を全部中止すると伝えてきた。そして、カーターの意図した調査はすべて葬られてしまったのだ。

   これは長年にわたり行われてきたパターンの一部に過ぎず、米国大統領への脅迫は少なくともアイゼンハウアーにまでさかのぼり、ジョン・ケネディの場合は暗殺された。この問題を推し進めようとすれば、大統領の地位と生命が脅(おびや)かされた。つまりこれは宇宙全体の”危ない”問題の目玉であり、私は1992年から現在までその中へ踏み込んでいるのだ。

政治家たちは利己的野心はあるが、意気地がなく臆病で、気骨がない

   ビル・クリントンはそれをする勇気を持っていなかった。
   だが率直に言うと私は、彼はそれをすることができたと思う。国の指導者たちが自分の個人的な野心や個人的な安全を省みず、喜んで遥かなる道のりを突き進んでくれることを、私たちの社会は期待しているのではないか? 

   しかしたいていの政治家は勇気がない。
   それで結局、私たちは、金や権力や利己的野心に毒された意気地のない、臆病な人々からなる支配者を頭上に戴いているのだ。だから彼らがこうした問題に出会っても、地球や地球に住む人々のために、国民に代わって正しいことを行なう気骨もスタミナも持ってはいない。

   私たちは、大統領が個人としてあまりにも恐れており、行動に出ることを脅かされ、側近グループすら情報へのアクセスを拒絶されていることを知った。多くのホワイト・ハウスの上級官吏がこの問題への接近を拒絶されている以上、世界の立法府に声をかけることが必要であると私は結論した。

   それについて宇宙飛行士のゴードン・クーパーが私に個人的に語った話がある。
   コーヘン国防長官は、ゴードン・クーパーのチームが1950年代に、エドワード空軍基地にある水の涸れた湖底に、着陸したUFOを撮影していたことを聞いた。それでコーヘンはその情報にアクセスしようとしたが拒絶され、彼はUFO着陸の日付や撮影の詳細を知っていたにもかかわらず、一切のフィルムと記録に国防長官がアクセスすることができなかったのだ!

   私たちは数人の議員と会見し、その中には上院情報委員会のネバダ選出ブライアン上院議員など、主要なポジションを占める人々がおり、しかもネバダはエリア51のある場所でもある。私たちは証拠を提示し、トップ・シークレットの証人たちが証言する「公聴会」の発起人になってくれることを依頼した。しかしほとんどの場合、彼らはみな行動することを望まなかった。

   「だが、私はただの上院議員だ」 「私はただの町医者です」
   「私にそれができるかどうか、私にはわからない・・・軍事相談担当のジョン・ワーナー議員と話したかね?」 私は奮い起こせるだけの情熱を傾けていった。「サー、私はあなたにお願いしているのです」 私は彼が身をよじって逃げないように懸命だった。だがこの問題を追及するという考えに、彼はすっかり脅えていたのだ。

   そして国連のあるグループから、国連で講演するように招待された。
   私のスピーチの演題は「惑星間平和の基礎」である。私が書いたものの大部分は、真実を知ることに関心のあるグループからの要請に応えたものであり、私の初期の著書はそのようにして生まれたものである。

   私は、当時12歳になる娘の1人を連れて、国連のこの会合へ出かけた。
   私と娘が国連の正面玄関に着き、警備を通る列に並んで待っていると、突然ロビーから何やら大騒動が聞こえてきた。見ると国連総長夫人が私に手招きしており、私たちは持ち上げられたロープをくぐって警備を迂回することになった。夫人が私に言った。「あなたはいつこれ(情報開示)に着手するつもりですか? 私たち(人類)は(宇宙において)孤立してはいないという情報を世界に知らせなければなりません」

   そこで私はこう言った。
   「リア、あなたとご主人は世界の指導者です。あなた方は国連総長夫妻ですよ。でも私はノースカロライナの田舎から出て来た、一介の医者に過ぎません」すると彼女は言った。「オーノー。これはブロトスにとってはあまりにも危険です。彼らはブロトスを殺すでしょう!」 では私は何なのか? ただの生贄(いけにえ)なのか? そうだ、まさに私は生贄であり、こうしたサークルにおいて私は消耗品でしかなかった。

   私たちは長いこと待ち望んできた情報開示のイベントが、国連で行なわれるよう依頼した。そして彼らの同意が成立した頃、彼らは国連総長ブロトス・ガリを追い出した。しかも通常、国連総長の任期は2期であるのに、彼は1期だけだった。彼らはその理由をいろいろと挙げたが、それは前総長のクルト・ワルドハイムを追い出した時と同じだった。

   ワルドハイムは「外宇宙問題事務局」の設立を支持し、その事務局は今でも国連にあり、こうした問題を本当に調査できるように、その本部をニューヨークからヨーロッパに移したことがわかっている。そのために彼は首になったが、かけられた嫌疑はナチとの関わりということだった。そしてブロトス・ガリはUFO問題を調査中であり、そして首になった。

      その後、コフィ・アナンが就任した。
   彼の上級補佐官が私たちに手を差し伸べてきて、情報開示の主催のために国連の大ホールを使用する許可を得てくれた。ところがその2週間後、この大使は電話をしてきて、「すべてが不可能になりました。ある人々が国連総長を訪れ、彼が震え上がるような書類を見せ、これ以上何もできないことを彼は理解したのです」と。

   ほとんど破産同然の国連は閉鎖されるだろう、ということを私は聞いた。
   そして国連を主導しているのは、こうした諜報機関と超国家的な「ごろつき」どもであり、こうした者たちが彼らに脅しや恐怖心を抱かせて操作しているのだ。

   1994年に私は、UFO関連の海外活動に関わっている人々と接触し始めていた。
   その1人が皇太子S・Aである。しかし皇太子は陰の勢力に引き入れられているということがわかっていた。彼はニューヨーク市のピエール・ホテルに滞在しており、電話では話せないというので、私は娘を1人一緒に連れて行った。彼は非常にエレガントで礼儀正しく、友好的だった。娘は部屋の片隅で行儀良くしていた。

「ETによる誘拐」を企む闇の米国政府

   しばらくして彼は、「あなたの情報開示は許されないし、その理由としては、エイリアンがそうはさせないでしょう」と言う。そして彼の弟が誘拐されており、それをS・Aはエイリアンが誘拐したと信じていることがわかった。この誘拐は機密準軍事活動によって、人間たちが行なっていることを彼は知らなかった。この誘拐事件はNASAの一調査員によって調査されており、私は彼と何年も一緒に仕事をしてきていた。そして彼は皇太子S・Aの弟は、彼の国の城から誘拐されたと言っていた。

   私は皇太子に言った。
   「私はあなたに賛成することはできません。こうした情報を秘密にしておきたいのはまさしく地球の人間たちのグループなのです。地球外文明について開示することは、まさに現存の中央集権体制全体の終焉と、化石燃料や人間中心的な価値観全体の終焉を意味していますからね」 私たちは率直な意見交換をし、意見の不一致という点で一致した。皇太子はETの出現が、恐怖と憎しみを掻き立てるものだと感じており、だからこそETたちに対する軍事活動を彼が支援していることは明白だった。

   彼によると、(父)ブッシュ大統領もやはりこの問題を公表しようとしていたという。
   そして冷戦末期にゴルバチョフ、ブッシュ大統領、国連事務総長のペレス・デ・クエヤルを含むグループが、UFO情報を一般公開することを検討していた、と語った。これは1989年のことだが、この話にはまだ続きがある。

   「ところがある晩、ニューヨークで夜更けの企画会議が行なわれ、そこではET発表の具体的プランが検討されており、国連事務総長のペレス・デ・クエヤルがその会議からの帰途に、UFOが現れて事務総長一行の車の列を停止させ、総長をリムジンから誘拐したのです。ETたちは彼を宇宙船の中へ連れ込み、ETに関する情報開示の計画を中止しないなら、米国大統領をはじめ、これに関わる世界の指導者たち全員を誘拐して地球外へ連れ出し、情報開示の審議を中止させると言ったそうです」

   これは、それを目撃していた民間人も一緒に誘拐された事件であった。
   しかし私は、この誘拐を計画し、実行に使用された模造UFOと電子精神感応システムを操作していた、彼ら内部の連中を知っている。だが彼らは、私が知っているということを知らない。実を言うとロズウェルのUFO事件で、人々を脅かした破廉恥な赤毛の軍曹の親戚が、この国連総長の誘拐事件を取り仕切っていたのだ。

   彼は国連総長の特別警備の一員として潜入させられており、国連総長一行の車の列に電子装置を仕掛けたことで、深夜の国連事務総長いかさま誘拐事件を起こすことができたのだ。この作戦の目的は、ゴルバチョフを含む世界の権力エリートにより、真実が世界に開示されるのを阻止することであった。

     そして皇太子S・Aは、自分の弟がエイリアンに誘拐されたと信じていたが、この事件もまたETによる誘拐事件だと信じていたのだ。彼はこうした誘拐事件が、人間による準軍事活動であることを知らなかった。この手の宇宙船は”ステージクラフト”と呼ばれており、私はこれらの操作に関する情報を入手している。しかもその情報は、エイリアン誘拐の模擬実験に関わっているある民間組織からでた書類である。こうした連中は、世界の指導者たちにETを憎悪させて”宇宙大作戦”を支持するように仕向けるため、誘拐を行なうまでに手を染めるようになってしまった。



    HIDDEN  TRUTH  FORBIDDEN  KNOWLEDGE (原書タイトル)
book 『UFOテクノロジー隠蔽工作』 スティーブン・グリア著 めるくまーる

                               抜粋

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