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2015年1月2日金曜日

2015年

今年2015年は史上最大の金融バブルがはじける1年となるはずです。

日本銀行で270兆円以上、ECBで2兆1500億ユーロ(310兆円)以上ものあり得ない程の(まさに異次元緩和と言われる)金融緩和を日本もヨーロッパも行い、ヨーロッパはほぼ0%成長しか出来なかったのが2014年だったのです。

日本は2四半期連続のマイナス成長となり、このままいけば2014年度はマイナス成長となり完全にリセッション入りと言われていますが、では世界は更なる金融緩和をするのでしょうか?


日本は更なる緩和をして株式を更に買うとも言われていますが、それで経済(GDP)が上向く筈もなく、却って中央銀行のバランスシートを毀損させるだけであり、事実上日本の格付けを下げる作用をすることになります。

今の日本の格付けは中国・韓国より下回っていますが、さらに下げられれば日本は先進国格付けから転落することにもなりますが、それでも日銀等の官側の徹底した国債買い入れで国債バブルを膨らませようとするのでしょうが、世界経済は原油・天然ガス暴落もあり、今やギリギリの瀬戸際にまで来ていると言え、いつまでも支えることは出来ません。

日銀は本来なら100兆円位が丁度よいバランスシートですが今やその2.5倍以上の規模に膨らませており、風船の限界を探るように日々膨らませています。限界を超えた時、風船は破裂しますが、その時に一体何が起こるでしょうか?


日本だけでなく、ECBもギリシャの問題があり、金融緩和を更にすると言われていますが、これ以上金融緩和をしましても経済を持ち上げることは出来ず、副作用として制御できないインフレに陥るのではないかとの見方がドイツにはあり、ECB内で意見対立が見られると言われています。
日本もECBも300兆円もの金融緩和をして株式・国債・不動産バブルを作ったものの実態経済には何らの好影響を与えることが出来なかったことをもっと真剣に考える必要があります。

リセッション入りして今後日銀は更に300兆円もの金融緩和をするのでしょうか?

更に金融緩和をして日銀は国債の徹底した買い占めを行えば金融機関はパニックになります。
国債での運用が出来なくなるからです。
特に中小の金融機関は大企業向け融資がありませんから資金の運用が出来なくなり、逆ざやとなり経営出来ない事態に陥ります。


メガバンクでも安全と思っている大企業向け融資でも資源価格暴落を受けて大企業が経営危機に陥ることもあり得、安泰ではありません。

世界経済が今や逆回転しはじめている中、アベノミクスの幻想にひたっている日本は最大の打撃を受ける一年になるかも知れません。

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