ページ

2015年3月30日月曜日

日本の右傾化はアメリカの国益に沿うものです。

転載:

戦後生まれの日本人は子供の頃から、マスメディアが垂れ流すアメリカ文化によって右翼的な価値観を刷り込まれる洗脳を受けています。
反米的なリベラルな政治家は、資本家に寡占されたマスメディアのバッシングを受けて失脚します。左派政党は弱体化されて、自民党や民主党内の左派も駆逐されていきます。
アメリカは、日本と中国&朝鮮が対立すれば、オスプレイなどの多額の開発費がかかった失敗兵器をぼったくり価格で売りつけることができます。オスプレイは輸送機としてみると性能が低いですし、兵員輸送のヘリとしても遅すぎて、対空ミサイルのいい的です。まさに、「帯に短したすきに長し」です。無理に両方の特徴を一個の機体に盛り込むよりも、別々に輸送機とヘリをくみあわせて運用するのが合理的です。発想が、旧日本軍っぽくてプラグマティズムを信条としていた米軍らしからぬトンデモ兵器です。
また、ほとんどあたらないパトリオットやイージス艦などのミサイルミサイル防衛兵器を、北朝鮮のミサイルの脅威を煽って売りつけることができます。
もちろん、日本の周辺諸国との緊張を煽れば、米軍を日本に駐留させる口実になります。そうすれば、日本の実質的な占領を継続できます。
アメリカにとって潜在敵国はロシアや中国だけではありません。今でも、高い技術力と工業力をもつドイツや日本は安全保障上の脅威です。そのためアメリカはメルケルの携帯の盗聴を続けていました。もちろん、ユーロはドルにとって目の上のたんこぶで、あらゆる手段をつかって潰したいものです。
太平洋戦争のときの日本の工業力はアメリカの10分の1程度から20分の1程度で勝負になりませんでした。武器などの技術力の差はもっとあったでしょう。
日本の兵器は戦闘機や軍艦だけでなく、ありとあらゆる装備で劣悪でした。軍用機の性能は、FIと異なり、ほぼエンジンで決まりますが、日本の溶接技術ではまともなエンジンがつくれませんでした。空気の薄い高高度で酸素を供給する過給器の技術もありませんでした。まともなエンジンがつくれないために、軽量化が要求されて満足な機体がつくれませんでした。イギリスの戦闘機やドイツの戦闘機の機体設計が堅固で、マイナーチェンジで戦争の最後まで通用したのとは対照的です。
貧弱な機体に火力、航続距離、スピードを求めたために、弾数、防御力、ロール性能、急降下性能が犠牲になり、空戦では全く勝負になりませんでした。特に急降下性能が低いのは致命的でした。後ろをとられても急降下すれば逃げることができるので、あとは高度をとって一撃離脱を繰り返すだけで、ワンサイドゲームが可能でした。
軍艦はダメージコントールがおそまつで、数発の魚雷や爆弾で簡単に沈む有り様でした。電探がチープなため、人力頼みの大砲や対空火器の命中精度は低く、肝心の対潜能力などは軽視されていました。
工業力も技術もあったドイツと違い、日本は始めから勝てる可能性はゼロでした。ところが今現在では、技術や工業力に当時ほどの歴然とした差はありません。

アメリカは日本に国内で販売する数倍の価格で武器を売りつけていますが、その武器も型落ちして性能を落としたモンキーモデルです。日本が潜在的敵国である以上、ラプター-などの最新の兵器は絶対に提供しません。議会が承認しません。

アメリカは、日本がロシアに接近することは許しません。日本がロシアから原油やガスを安い価格で購入するのはアメリカの国益を損ねるからです。
今現在、日本のエネルギーは10分の1程度をロシアから輸入していますが、パイプラインを敷設してこの割合を増加させれば(パイプラインは安価なエネルギー供給を受けられる)、日本の中東への依存度が下がります。そうなると、米国が、イニシャティブを握る中東情勢(軍隊)や先物市場(投資銀行)によるエネルギー価格コントロール圏の外に日本が置かれることになります。それは、米国の日本に対する影響力が低下することを意味します。中東から日本のシーレーンを守ってやっているというのも、米国が日本にたかるみかじめ料の根拠のひとつです。

また、アメリカは、中国と日本の友好が進み、日本の輸出先が米国市場から中国の巨大市場にシフトするのも困ります。あくまで、日本経済は米国経済に依存している状態にしておきたいのです。
そして、中国と日本の関係が悪化して、日本の企業が中国市場でシェアを失っている隙に、米国企業の中国でのシェアを拡大させることがアメリカの国益になります。

日本が、外貨準備で金を増加させることが事実上できないのは、アメリカの圧力という陰謀論があります。
ニクソンショックのデフォルト後、ドルの担保は金ではなく、米国債(米国民に対する課税権)にかわっています。その米国債を買っているのが日本です。
円の担保は、円債とドル(米国債)です。日本とアメリカは一蓮托生状態に置かれています。
ドルが崩壊すれば円も道連れになります。それで、日本は終わりというわけではないですが、大きなダメージは避けられません。戦後、エコノミックアニマルと馬鹿にされながら、汗水流して蓄積してきた、国富のストックの多くが失われます。

人間というのは、利益を得ることよりも現状からの損失に過敏に反応するようにできています。文明化以前の狩猟採集の時代、利益を求めて冒険する傾向の強い遺伝子をもった人よりも、自分の利益に対する脅威に直感的に過敏な、保守的遺伝子をもった人間が、生き延びる可能性が高かったのです。
もっとも、そのような保守的な直感的感情的反応は、高度に社会化して複雑化した現代においては、必ずしも合理的な選択ができるメカニズムではありません。遺伝子による生物学的な進化は遅いものですが、言葉を使える人間のミーム(情報)による文明社会の進化のスピードは劇的なものがあります。その進化にとって保守的で利己的な遺伝子は時に障害になります。
恐怖に過敏な原始的な脳の扁桃体の感情反応は、理性(前頭葉)である程度コントロールすることができます。
扁桃体が優位なのがいわゆる右翼(保守)で、理性が優位なのがリベラル(革新)です。
右翼は、自分の既得権益を損なおうとする敵を察知すると、扁桃体の反応で、過剰な防衛姿勢をとります。自分の考えと違う意見には非常に感情な反応を示します。
右翼は、自分(および自分の利益にかかわる血縁や地縁、民族、宗派)の利益を保守しようとする傾向が強いので、利他的な富の再配分には反対です。
そのため、格差是正のために累進課税を主張するピケティのブームに、リベラルよりもむしろ右翼が過剰に反応をしていました。
右翼は、リベラルよりも権威に弱い性向があります。
ピケティが権威化したことで、その主張内容と自分の価値観の齟齬をきたした右翼は認知的不協和に陥りました。それを、解消するために、ピケティのあらを必死になって探していたようです。
一般の国民は、隣国とはいえ、小国の韓国などには、スポーツや芸能関係以外は、あまり関心がないものですが、右翼は韓国を無意識に自らの権利を害する脅威と感じているために過剰な感情反応をしています。そして、その脅威を払拭しようとして韓国の弱点をあら捜します。そのため、異常に韓国について詳しかったりします。

今回のAIIBの問題も、右翼はやはり過剰反応をしています。
それが脅威ではないことを示すために、AIIBは問題だらけでたいしたことがない、しょせん「すっぱい葡萄」だ、いまさら参加しても中国のいいように利用されるだけだと決めつけることで、認知的不協和を解消しようとしています。
もっとも、右翼のいうように、AIIBが問題だらけで参加するメリットがないのなら、ここまで多くの国(世界の主要国のほとんど)が参加するわけがありません。スタートアップですから、もちろん問題点は多いでしょう。中国の国益のためにつくられたのも事実でしょう。米国ににらまれることにもなります。それでもそのコストを差し引いても将来的、潜在的なリターンが期待できるから、とりあえず乗り遅れずに参加をしておこうとしているのだと思います。
新興国や発展途上国、人口増加や都市化により、今後、数年で、何百兆ドルのインフラ投資需要があります。
先進国では、高齢化や都市化の完了によって経済が成熟して利潤を生むようなめぼしい投資先もなくなり、金利もマイナスになっている状態です。そのため、積極的に新興国に投資することは、新興国だけでなく先進国にとっても利益になります。
既存の日本主導のアジア開発銀行(ADB)は、アメリカや日本にとって都合がよく融資を受ける側に不利益なワシントンコンセンサスという厳しい融資条件がありますし、コーポレートガバナンスを偏重しすぎることで、決定まで時間がかかって機をみた迅速な融資ができません。
何より需要を満たすだけのサイズが全然ありません。スケールメリットがないのでAIIBよりも利子が高くなります。そのため、発展途上国や新興国のADBからAIIBへの乗り換えが加速することが予想されます。
カナダ紙『グローブ・アンド・メール』は、「米国は不快に思うかもしれないが、中国の多国籍銀行には我々が支持する価値がある。インドネシアの港湾、もしくはインドの2都市間を結ぶ道路を利用したことのある人ならば、何がアジアの当面の急務であるかを理解しているはずだ。それならば、なぜ中国のAIIBに大げさに驚く必要があるのだろうか?AIIBは資金を調達し、数十億人に利益をもたらす機関だ」と伝えています。

中国は既存の巨額のドルの外貨準備に加えて、これからも対米貿易黒字によるドルのキャッシュフローの流入が続きます。
そのドルをいままではほとんど米国債に交換していたのですが、これからは、AIIBをつかって積極的に発展途上国に投資していくことになるでしょう。国債のファイナンスの半分を海外に頼る米国は、将来的にはQE4なしには金利上昇を食い止められなくなると思われます。
中国は、購買力平価に基づく国内総生産(GDP)だけでなく、貿易規模ではすでにアメリカを抜いて世界トップです。決済通貨として、ドルよりも人民元の重要性が増しています。
AIIBによる中国版マーシャル・プランにより、人民元の国際化が今後さらに加速し、その結果、ドルの基軸通貨プレミアは劇的にうしなわれると思います。

アジアインフラ投資銀行、加盟国一覧
AIIB参加国一覧 オーストラリア/トルコ/韓国/ロシア/オランダ/ブラジル/グルジア/デンマークも参加

*出資比率だけでなく、加盟の時期も、理事会での発言権などの点で重要になってくると思います。

○参加表明国 

2014年10月24日参加表明
中国人民共和国、バングラデシュ、ブルネイ、カンボジア、インド、カザフスタン、クウェート、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、オマーン、パキスタン、フィリピン、カタール、シンガポール、スリランカ、タイ、ウズベキスタン、ベトナム

2014年11月25日参加表明
インドネシア

2014年11月28日参加表明
モルディブ
サウジアラビア
タジキスタン
ニュージーランド

2015年2月9日
ヨルダン

2015年3月12日
イギリス

2015年3月17日
ドイツ、フランス、イタリア

2015年3月18日
ルクセンブルク

2015年3月20日
スイス

2015年3月24日
オーストリア

2015年3月26日
トルコ
韓国

2015年3月28日
ロシア
オランダ
ブラジル
グルジア
デンマーク
台湾!

2015年3月29日
オーストラリア


参加濃厚 カナダ、イラン、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、南アフリカ

検討中 イスラエル、メキシコ、アルゼンチン

参加に消極的 日本、アメリカ


G7 
イギリス、ドイツ、フランス、イタリアの4カ国が参加を表明、カナダが参加濃厚、日本とアメリカが不参加濃厚

BRICS 
ブラジル、ロシア、インド、中国が参加を表明。南アフリカも参加濃厚

ASEAN
タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、べトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアの10カ国全部が参加を表明。中国と国境問題をかかえるベトナム、フィリピン、歴史的に米国に近い立場にあったインドネシアも参加を表明。

OPEC
サウジアラビア、クウェート、カタールといった米国の同盟国である湾岸諸国とインドネシアが参加を表明。中国から巨額の融資を受けているベネズエラも参加濃厚

アングロサクソン諸国
イギリス、ニュージーランド、オーストラリアが参加を表明。カナダの参加が濃厚。米国は参加に消極的。

G20
中国、ロシア、ブラジル、インド、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、オーストラリアの13カ国が参加を表明。
カナダ、南アフリカの2カ国が参加濃厚、メキシコ、アルゼンチンの2カ国が検討中。日本とアメリカの2カ国が参加に消極的、EUは不明。

EU
英国、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、デンマーク、ルクセンブルク、オーストリア、アイルランドの主要11カ国が参加表明
スペイン、ギリシャ、ポルトガルの参加が濃厚
ベルギー、フィンランド、スウェーデンの中核国も参加を検討中
残りのクロアチア キプロス、ラトビア、リトアニア、ハンガリー、マルタ、ポーランド、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、ブルガリア、チェコ、エストニアあたりの新興国&発展途上国が参加すれば、アジアインフラ投資銀行の名称変更も。

アジア以外にも中国は、東欧、アフリカ、中南米への投資を近年、急増させています。
将来的にはアジアインフラ投資銀行は、先発のBRICS開発銀行、IMFの代替とされるシルクロード基金などと一体化する可能性もあります。
今現在おこなわれている、「ボアオ・アジアフォーラム」が開催されています。
これはユダヤ資本家と西側諸国主導のダボス会議に対抗する中国主導の会議です。
このフォーラムで習近平は、「一帯一路」と呼ぶ、陸と海の2つのシルクロード経済圏を構築し、アジアと欧州をつないだユーラシア圏の経済発展を目指す構想を紹介しています。
習近平は、AIIBについては、設立準備は順調で、一帯一路構想には、既に60以上の国・国際組織が前向きな姿勢を示していると発言しています。

AIIBについては、3月31日の期限までに駆け込み加入がまだまだあると思います。
日本にとって最悪のシナリオはアメリカが抜け駆けで、参加を表明することです。
そうなれば、日本はハシゴを外されて孤立しています。
中国(蒋介石)に外交的に敗北して、国際連盟を脱退し、ABCD包囲網で世界中を敵にまわして、国際的に孤立していった苦い過去の歴史を繰り返すことになっています。
右翼は、軽々しく大上段に愛国、国益、売国奴と口にしますが、やっていることは、結局、個人の感情的な怒りや恐怖の解消です。それは、とどのつまり、日本の国益を損ねていることになっています。
中国に対する感情的な好き嫌いを脇において、客観的に中国の実力を認め、自国の力を過信せず、凋落が明白な米国と中国のどっちに接近するのが、安全保障や経済面で国益に沿うか考えるべきでしょう。
プライドとか感情論といったバイアスによる判断で国を滅ぼしてはいけません。
イギリスや韓国を打算的と揶揄するのは、戦前の軍国主義の精神論と同レベルで合理的ではありません。

2015年3月25日水曜日

肉・卵・牛乳は危険?がんの原因?1日2千カロリー&30品目摂食が病気を生む(Business Journal)

肉・卵・牛乳は危険?がんの原因?1日2千カロリー&30品目摂食が病気を生む
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150324-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 3月24日(火)6時1分配信

 1日の必要摂取カロリーは成人で1800~2200キロカロリー、1日30品目を食べるべきなどといわれておりますが、それは病気を生む食事です。
 戦後、西洋の栄養学が広まり、「日本人は栄養が足りないから西洋人に比べて体が小さい」などと喧伝され、欧米の食文化が定着しましたが、その結果、がん、心臓病、糖尿病、脳梗塞、高脂血症などの生活習慣病が急増しました。
 例えば、現在日本人の死因はがん、心疾患、脳血管疾患ですが、特にがんと心疾患については、1950年以前に主要な死因となったことはありませんでした。逆に老衰で亡くなる割合が激減しています(厚生労働省統計より)。明らかに戦後の食生活の変化によって日本人の体に変化が起きています。また、子どもにアレルギーや喘息などが増加しているのも、食事の影響が大きいと考えられます。高脂肪、高たんぱく、高カロリーの食生活を改めれば、生活習慣病を避けられるはずです。
 いまや肉、卵、牛乳は日本の食文化にすっかり溶け込んでいますが、これらのたんぱく質が最も病気を生んでいるといえます。動物性たんぱく質は腸内で有害な毒素を発生させ、血液を汚します。血液の汚れは細胞の働きを鈍化させ、時には炎症を引き起こします。この炎症を「細胞のがん化」といいます。また、動物性たんぱく質を消化するために胃や腸は多大なエネルギーを使います。そのため、多量に肉を食べた場合などは、体のほかの部分にエネルギーが回らず、睡眠をとっても疲労が回復しにくくなるのです。
 さらに、腸内の環境が悪化すると、免疫力が低下します。腸内細菌の働きが免疫に直結することが知られており、昨今は腸内細菌のエサとなる乳酸菌の研究が盛んになっています。肉などの動物性たんぱく質を摂取すると悪玉菌が増殖するので、ひいては免疫力の低下につながるのです。
 免疫力が低下すれば、風邪をひきやすくなり、花粉症などのアレルギー反応も過剰になります。ほかにもさまざまな病気にかかりやすくなるだけでなく、自己治癒力も低下します。
●動物性たんぱく質は不要?
 次に、動物性たんぱく質について語られるメリットについて考えてみます。たんぱく質が体をつくるという見解がありますが、これは動物性たんぱく質である必要はありません。そもそも、動物性のたんぱく質を摂取しても、それが人間の体に取り込まれて細胞になるというデータはありません。むしろ、異質な動物のたんぱく質はうまく消化できない可能性が高いのです。
 例えば、牛乳を飲んでも栄養素はほとんど人間の体に取り込まれないことがわかっています。主要な栄養素であるカルシウムも骨をつくるために役立たないどころか、牛乳に含まれるリンが骨からカルシウムを奪う可能性まで指摘されています。つまり、牛乳を飲めば飲むほどカルシウム不足になる危険があるのです。
 筆者は菜食主義ではなく、動物性たんぱく質を一切排除するように勧めるつもりもありません。しかし、現在の牛、豚、鶏をはじめとする家畜のほとんどは、成長ホルモンや抗生物質が含まれた化学飼料で育てられています。これらを与えられていない動物は極めて少数です。そのような状況から提供されている肉、牛乳、卵を摂取することは極力避けるべきだと考えているのです。
 化学飼料を使わずに育てられた家畜の肉、牛乳、卵を、たまに少量楽しむ程度にとどめ、米や味噌を中心とした食生活を送ることが、健康で長生きをするために重要なのではないでしょうか。


豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター

薬は毒です。皆さん薬を飲んではいけません。 by 薬学部教授

私が薬学部で、専門科目の講義を受け始めたときのことです。各科目の教授、助教授が自分の講義の最初の時間に自己紹介の後、言った言葉です。
(薬は毒です。皆さん(一生)薬を飲んではいけません。)このせりふを口にしたのは一人や二人ではありません。来る先生、来る先生このせりふを言うので、またか、と思っていました。
だが待てよ。とすると教授連やその学生、その家族は薬を飲まずに、赤の他人には薬を飲ませて、その利益で自分たちは食べていくことになるのか。おかしな世界だな、と思いましたが、当時の自分の頭ではそこより先には進みませんでした。薬を何錠か飲めば病気は良くなるのだろう、くらいの認識しかありませんでした。病気というものを知らなかったからです。
働き出して初めて、感染症以外の病気を治癒に導く薬や、これといった治療法というものは存在しないという現実を知りました。現在流通している薬というのはさしあたり病気をうやむやにして、臭いものにふたをするものでしかありません。
何かの症状を解決したくて飲み始めた最初の一錠が蟻地獄のはじまりで、最後には薬の山になります。薬を飲んで修正をかけられた体は服用以前の状態に体を戻そうとするので、さらに修正するため薬はだんだん増えていきます。初期にゆっくり休養をとり、整体や運動で体のゆがみを取り、食物に注意をしていれば、薬なしで健康を維持できた人は多いと思います。多くの人は仕事が忙しく自分に無理をさせるため、薬を飲んでごまかしながら働き、最後に体をダメにしています。
そうやって健康保険制度、医療従事者、患者、製薬会社を眺めてみると巨大な錬金術に見えてきます。健康保険財政危機が叫ばれていますが、本当はお金も医療スタッフの人数も、使用薬も今の10分の一くらいしか必要ないんじゃないかと思います。
学生時代受けた三つの注意
1 薬を飲んではいけない。
2 レントゲンを受けてはいけない
3 歯を抜いてはいけない、歯の神経も取ってはいけない。
 

「【トイレなしのアベ】安倍政権の政策はみんな出口がないのです。:金子勝氏」  憲法・軍備・安全保障

【大本営発表2】福島原発1号機の燃料全量が格納容器に溶け落ちているのに続き、2号機も燃料溶融が再確認された。

メルトダウンを2カ月も隠し、危険を承知で全国の消防士に放水させたのは一体何だったのか。

批判を封じるための戦意発揚だったのです。 http://goo.gl/6idKL1 

【大本営発表3】高速増殖炉もんじゅは、昨年12月に原子力規制委員会に提出した機器保全計画の見直し報告書で、また新たに不備が見つかった。

まるで戦艦大和のようです。




全く役に立たないのにメンテナンスと点検の費用ばかりかかる。

敗戦へまっしぐら。http://goo.gl/NFuKyY

経済指標の悪化と自衛隊の海外活動拡大は比例します。

物価上昇率はマイナスになり、デフレ経済に逆戻りする日は近い。

アベノミクスの完全な失敗が明らかになる時、安倍政権は戦争できる国作りをさらに推進するしかなくなる。

今はそういう危険が日々刻々進んでいる時だと思います。

他人事ではない。

3月21日、辺野古で新基地建設阻止集会に3900名が集まった。

県の許可区域外での珊瑚礁破壊など無法な手段で強行路線を続けていけば、ますます対立が深まるばかりです。

この姿勢そのものが武力行使=安保法制の危険性を象徴しています。 http://goo.gl/hZ9Jko

楢葉町で「楢葉ならでは祭」に2500名が集まった。 http://goo.gl/CagHa8 

茨城県内に避難した世帯に送られる情報誌「ふうあいおたより」が年4回で12号まで続いている。 http://goo.gl/fuyNAo 

原発事故避難者たちを棄民にしてはいけない。

小保方晴子氏が調査委に「STAP核に十分でなかった」と証言していたが、証言は非公開。

カネまみれ下村文科相が監視付き再実験を行わせて時間稼ぎ、笹井氏の職場自殺で、誰も責任が問われず、みな闇へ葬られる。

この国はどこへ行ってしまうのか。 http://goo.gl/3sV8nb 

【トイレなしのアベ1】安倍内閣の閣僚がオモラシでカネまみれになっていることだけをさしているのではない。

安倍政権の政策はみんな出口がないのです。

安倍政権の歴史修正主義ゆえ、米国他に促されて開いた日中韓の外相会談もほとんど成果ナシ。 http://goo.gl/sLSPwR 

【トイレなしのアベ2】日銀が国債買取を続けて財政赤字は1100兆円。

デフレ経済に逆戻りで金融緩和政策は出口がなくなった。

年金基金を使った株式購入は、株高が崩れた時に年金生活者は出口を失う。

原発を再稼働しても、核燃料サイクル政策の破綻で、何万年もかかる使用済み核燃料も行き場がない。

【トイレなしのアベ3】ゾンビ東電任せの福島原発の事故処理も環境回復も破綻が見えている。

若者が雇用を失う政策は日本の未来を奪う。

地方の衰退も少子高齢化も止まらない。

みんな出口がない。

どの政策も、どこまで行っても、ますます出口を失っていくだけなのに、メディアは決して突っ込まない。

2015年3月19日木曜日

「植民地が常任理事国入りして何をやる。恥をかくだけだ。:兵頭正俊氏」

>手塚一佳 小沢塾長講義「日本にはイデオロギーでの政党の対立など無い」「村山さんなんて総理になる前は自衛隊違憲、総理になったら合憲、辞めたらまたまた違憲。イデオロギーなんて無い」「若い政治家や記者が今こそ対話の時代などといっているが、そんなの55年体制でさんざんやってきた」対立こそ必要な時代
小沢一郎が「野党が連携して次の衆院選で政権を代えなければならない。比例選向けの統一名簿を作って野党が連携すれば、絶対勝てる。自民党政権が5年10年続けば、間違いなく野党はなくなる」と述べた。
民主党の一部、共産党、社民党に聞かせたいことばだ。
子どもにもわかることがなぜできない。
小沢一郎が「野党が連携して次の衆院選で政権を代えなければならない。比例選向けの統一名簿を作って野党が連携すれば、絶対勝てる。自民党政権が5年10年続けば、間違いなく野党はなくなる」と。
民主党の一部、共産党、社民党に聞かせたいことばだ。
子どもにもわかることがなぜできない。
安倍晋三が日本の常任理事国入りに意欲。
「戦後、日本は先の大戦に対する深い反省のうえに、自由で、民主的で、人権を守り、法の支配を尊ぶ国づくりに励んだ」。
真っ赤な嘘だ。
中東歴訪におけるISISと戦う国への後方支援表明、対ISIS宣戦布告ひとつとっても米国の票が1票増えるだけのことだ。
安倍晋三が意欲を示した常任理事国入りなど、周りに推されてなるものだ。
日本がふさわしいと思っている国は少ないだろう。
また、例によって金をばらまき、票を買う醜態をさらすだけだ。
世界の認識は、日本は金をくれる国ということだ。
新しい常任理事国は、米国にものがいえる国でなければ意味がない。
安倍晋三が意欲を示した常任理事国入り。
これは愚者の夢である。
中国などが反対して、絶対に不可能だ。
だいたい、東京オリンピックはある、常任理事国には入りたいで、中国敵視政策をとること自体がバカなのだ。
戦略なき、愚者の思いつき外交が続いている。
安倍晋三が意欲を示した常任理事国入り。
これはドイツやインド、ブラジルなどが入るのには賛成だ。
米国にものがいえるからだ。
日本が立候補するには、日米地位協定と日米原子力協定を変えて、植民地から独立国家に変わってからだ。
植民地が常任理事国入りして何をやる。
恥をかくだけだ。

2015年3月16日月曜日

ウィリアム王子訪問の本当の「理由」

先のイギリス王室のウィリアム王子の日本・中国訪問ですが、昨日イギリス財務省が発表しました声明を見て、これが日本・中国訪問の本当の理由だったのだと納得された方も多い筈です。
<報道内容>
*******************************************
イギリス財務省は12日、アジアインフラ投資銀行に出資すると発表。
中国が設立を主導する一方、日本やアメリカは距離を置くアジアインフラ銀への参加を表明したヨーロッパの主要国はイギリスが初めて。
アジアインフラ銀は、途上国向けにインフラ整備の資金を貸し出す新たな国際的な金融機関として中国が主導し、これまでにアジアや中東など<27カ国>が参加で合意している。
イギリスの参加表明には、中国との経済関係を強化し、国際金融サービスの分野で主要な地位を維持する狙いがあるとみられている。
一方、アメリカや日本は、世界銀行やアジア開発銀行など、既存の国際金融体制を揺るがしかねないとして、中国の動きに距離を置いている。
********************************************
中国とイギリスはこれで完全に関係が修復されたことになり、今後エリザベス女王の中国訪問や習近平国家主席のイギリス訪問への支障がなくなったことになります。
本来なら中国訪問だけだったはずですが、それでは見え見えであり、ならば日本訪問を入れて実の母の軌跡を辿るという話や被災地を訪問するという形で注目をそらし、本番の中国訪問を「軽く」見せた、イギリス外交の
したたかさを見せつけたことになります。
今回のウィリアム王子の日本・中国訪問前に、ロンドンでウィリアム王子が誰とどのような会話をしていたか、それを知るだけでも今回の訪問の本当の意味が分かります。
日本でも有名な「ジャッキーチェーン」氏と会談しており、ウィリアム王子は中国語で新年のお祝いを述べていたのです。
(勿論、露払い役として北京から”しかるべき要人”がロンドンに行っていたのは言うまでもありません)
中国とイギリスは今後あらゆる場面で緊密な関係を作りますが、これがEUからのイギリスの脱退や対ロシア金融制裁問題にも色々影響を与えることになります。

2015年3月15日日曜日

◆2015/03/14(土)  病気の原因は 「いまの体質」にある!

万病を治す究極の療法
腸内から悪玉菌を追放し、善玉菌だけにすれば万病が治る!
こう、NHKや日刊ゲンダイが宣伝している… (記事)
そういうことです。>ご町内の皆様腸内から悪玉菌を追放し、善玉菌主体の腸にするには、豆乳ヨーグルトだけで充分なのだ。が、豆乳ヨーグルトや乳酸菌のことはNHKも日刊ゲンダイも言わない。
ところで…、
万病を治す究極の方法!がある。簡介する。
   「簡介」とは、「簡単に説明する」という意味。
さて…、
どんな病気も、「いまの体質」が原因だ。
いま現在の体質が、免疫力がない体質だったり、病弱であったり、精神的なストレスに弱い体質だったりすると、ヒトは病気になる。
もし! 「いまの体質」を「別の体質」に変えることが出来れば…、いまの病気は治ってしまう!
そこで! 「いまの体質」を「別の体質」に変える方法を書いておく。
 1.体質を変え、病気を自力(じりき)で治す!と強く決心する。
 2.決心しながら、熱いお茶を飲む。
 3.ウォーキングか、その場足踏みと体操で汗をかく。
 4.発汗作用が自覚できたら、熱い風呂に入る。
 5.入浴後、すぐに肌着を着て、布団にもぐり込む。
 6.布団の中で1~2時間。眠れれば、なお結構。
以上のことを、10日間連続して行う。
一回あたり4~5回の発汗作用と、血流の亢進が起こり、必ず体質が変わっていきます。
体力が衰弱している人は、体力を増強させながら、あいだ1~2日の休養日をとって下さい。
自覚と、発汗作用と、運動による血流促進。これを10日も続けると、必ず体質が変わってきます。
体質を変えれば、病気は治る! と自覚して…、自分に合った体質の変え方を見つけて下さい。>ご町内の皆様
飯山 一郎

2015年3月12日木曜日

◆2015/03/11(水)2  敵の手の内を知れば 百戦危うからず

米国のウラの大統領
Keith B. Alexander
きょうは、鷲が出演する映画・『蘇生』(白鳥哲監督)の大阪試写会に出席するため移動中だ。
いま、伊丹空港内の喫茶店『英国屋』にいる。タバコOK!というので一服しながら一息いれている。さて、鷲は前稿で、スノーデン主演の映画のことを書いた。
本稿では、もっともっと大変な裏舞台のことを書く。
じつは…、
あの映画の制作と撮影と公開は、なんと!プーチンの壮大な世界戦略の一環なのだ。
プーチンは…、
スノーデンが暴露してきた大規模な盗聴などショッキングな情報が欲しかったのでは、ない!
各国政府の内部にNSAが仕組んだ盗聴装置なんぞは、プーチンの諜報機関もヤっている。
アメリカ政府やイギリス政府の極秘情報を手に入れることなど、プーチンにとっては、お茶の子さいさいだ。
プーチンが喉から手のでるほど欲しかったのは…、米国の情報機関の諜報と防諜のシステムそのもの!さらにアーキテクチャー(基本構造)なのだ。
その全てが、スノーデンの脳内にある精密な記憶装置に蓄積されている…。そのスノーデンの知能がプーチンは欲しかったのだ。
だから、プーチンはスノーデンの身柄(と知能)を獲得するために、ロシアの全諜報組織・機関の総力をあげて取り組んだのだ。
そして、その史上最大の『人財』(まさに人財である!)獲得作戦は大成功した。
こうしてプーチンは、アメリカの政治・軍事・防諜・諜報・謀略に関係する情報処理システムの基本構造の全てを知り、足跡ひとつ残さずに侵入することにも成功した!
プーチンによる これほどの謀略作戦とその大成功は、史上に類を見ない。
これほどの大敗北に屈した米国の謀略戦も、史上に類をみない。
この大失策、大失敗、大敗北の結果…、
ホワイトハウス(米国政府)に君臨していた「ウラの政府」の「ウラの大統領」が辞任に追い込まれる。委細は、ココを読んで欲しい。
上の大事件も…、しかし、次に述べる事柄からすれば、大した事件ではない。
どういうことか? 時間がないので、簡単に述べる。
敵を知り おのれを知れば 百戦危うからず
プーチンは、常勝将軍になったのである。
武力を持って戦うことをせずとも、知能戦と情報戦だけで、一滴の血も流さず、一兵卒も死なせず…、クリミヤを取り戻し、ウクライナ東部も手中にし、親米だったエジプトも親露の協力国になった…。
このことはかつて誰も成し遂げなかった戦略であり、戦術であり、文字どおり革命!と言ってE~。
鼠~ことです。
飯山 一郎

2015年3月11日水曜日

◆2015/03/11(水)  亡国の日。きょうは何も書きたくないが…

めでたく、スノーデン!
Snowden
NSA(アメリカ国家安全保障局)の内部告発者・エドワード・スノーデンを描いた、ローラ・ポイトラスの映画が、アカデミー賞、ドキュメンタリー映画賞というハリウッド最高の賞を獲得した。
めでたい。快挙である。おめでとう! (記事1) (記事2)スノーデンを描いた映画がハリウッド最高の賞を獲得した!というニュースは、先月23日の話である。この日以来、鷲は、この映画の“意味”を、考え続けてきた。
2013年6月。米国の「CIA」と英国の「MI6」。この世界一の諜報・謀略機関は、香港に滞在中のスノーデンを逮捕しようと必死だった。
しかし、香港滞在1ヶ月後、スノーデンは米国と英国の厳重極まる捜査網をかいくぐって香港脱出に成功! 空路モスクワに向かった…。
米国のCIA、NSA、FBI。この世界一の捜査機関は…、国家反逆罪の容疑者・スノーデン元CIA職員を取り逃がしてしまったのである。
この香港脱出が如何に難しかったか! スノーデンの奇跡的な香港脱出について、鷲は、
  ・ 『スノーデン事件:巨大勢力が後ろ盾?
  ・ 『プーチンの闘いは5月に開始されていた!
  ・ 『全てがプーチンの采配によって進行!
などなど、多くのコメントや解説を書いた。
手に汗にぎるスリリングな内容なので、ぜひ御笑読のほど。

なんとも不思議でならないのは…、ローラ・ポイトラス監督の映画撮影が、スノーデンの香港滞在中に行われた!ということ。米国のCIA、NSA、FBIが総力を挙げ、懸命に捜査しても見つけられなかったスノーデンの居場所。
その絶対極秘の秘所に、ローラ・ポイトラス監督はイトも簡単に入り込めた。
そーして10日以上もの間、ローラ・ポイトラス監督は、映画の撮影に専念した。
これは、中国の諜報機関と、香港政府と、ロシア連邦保安庁(FSB、前身はKGB)の諜報工作員たちの全面的な協力がなければ、到底できないコトだ。
つまり、ハリウッド最高の賞を獲得した映画は…、ロシアと、中国と、香港政府と、ローラ・ポイトラス監督(ドイツ国籍)の合作!
と言えるのである。
めでたい。快挙である。おめでとう!
飯山 一郎
CF. この映画を紹介するユーチューブの動画

2015年3月9日月曜日

アメリカの現実!!「米軍の現れるところ災難ばかり」、ロシア国連大使が語る!

アメリカの現実!!「米軍の現れるところ災難ばかり」、ロシア国連大使が語る!
http://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/415191033.html
2015年03月07日 「日本人」の研究!

 日本にいると、アメリカの国旗でデザインされた
Tシャツ、車、バイクなどなど、アメリカ信仰が根強いようだ。
力に蔭りが見え始め、その焦りなのか、世界中で悪さばかりしている
我々の同盟国、アメリカ、、、。
え~かげん目を覚ましてもらいたい。
この記事を多くの人に、熟読してもらいたい
http://japanese.ruvr.ru/news/2015_03_06/283231511/
ロシアの国連大使
「米軍の現れるところ、災難ばかり」
実質、報道規制がある日本にいると、信じられないが、
アメリカというのは、悪さばかりしている。
アメリカの功績について、すべてを否定するわけではないが、
私は、アメリカの支配層の心の中に「神」がいなくなったのが、
大きな原因のような気がしてならない。
冷戦に打ち勝ち、世界唯一の超大国にのし上がってから、
アメリカが大きく揺らぎ始めたような気がする。
私は、すべてのアメリカを全否定するつもりはない。
上田篤氏の著書「都市と日本人-「カミサマ」を旅する-」の中に
こんなことが書いてあった(P15~16)。
そういえば、私の友人がニューヨークのさる経済人の集まりで講演をしたとき
「私は金のためでなく、世の為、人の為に働いている」といって、
なんと聴衆の顰蹙(ひんしゅく)を買った、という話をおもいだした。
「日本なら大受けするはずなのに、アメリカではさっぱりだ」
とかれはぼやく。
そこで彼が現地に長く住んでいる日本人の友人に
「どうしたらいいのか」と尋ねたら、その友人は
「神様のために働いている、といいなさい」
と言ったそうである。
社会学者のマックス・ウェーバーは、
人間は神の恩恵によって与えれてた財貨の管理者にすぎない。
(大塚久雄訳『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』)
といった。確かにアメリカでは、大学や病院の多くの建物が
功なり名とげたひとたちの寄付によって建てられているが、それが聖書の、
「あなたがたは地上に富を積んではならない・・・富は、天に積みなさい
・・・あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。
(「マタイ伝」6.19-21)」
によっている。
したがって死ぬときは「財貨は多くの子孫に残さず神の下に返す」
という気風がある。つまり、社会の福祉施設などに寄付していく人が多いのだ。
となると、アメリカの大都市のスカイスクレーパー(摩天楼)も「神のために働く人々」に
とっての「現代のカテドラル(大聖堂)」なのかもしれない。
共産主義であれ、資本主義であれ、またどんなすばらしい法律を作っても、
そのような制度をを使いこなす人々の心の中に何かが存在しないと
けっして社会は成り立たない。
「公共心」とか、「社会の為に」とか、我欲を削り、少しでも全体の為に
一人一人が心がけないと、社会は崩壊する。
「自由」と「自分勝手」とは明らかに違う。
各々が、自分勝手に行動すれば、社会などもつはずがない。
何でプロテスタントが発展してきたか、何でアメリカが発展してこれたのか、
資本主義の中に、このような考えが根本にあったからではなかろうか。
プロテスタントでは、「カミサマの為に働け」としている。
日本的思想の場合は「世の為、人のために働け」ということになる。
結果的には、同じこと。「社会の為に、、」ということになる。
もし、その箍(タガ)が外れてしまったら、どうなるか?
今のアメリカを見れば分かる。
資本主義が、ドンドン尖鋭化していって、新自由主義へと進んでいく。
そうなると、ドンドンと神から離れ、我欲へと突き進む。
「市場には神の手が存在する」というのもプロテスタント思想も、
その「神の手」さえ操り、自らが神にでもなったつもりなのだろうか。
餓鬼道と化したアメリカ。
世界中で謀略を繰り返し、戦争を繰り返す。
世界通貨のドルにも、大きく蔭りが見え始めた。
ほんの一握りの金持ちと、大多数の貧困層。
我欲に取り付かれた一握りの人々が、
すべてを食い尽くしてしまう。
そして、そのアメリカに対し、正気を取り窓させるために
必死になって戦っているのが、ロシアのプーチンだと、
私は思う。
ありとあらゆる嫌がらせに対して、ホントよく耐え忍んでいる。
そんなロシアを周りが放っておくのだろうか。
世界中で、嫌がらせの限りを尽くすアメリカ、、、。
多くの人を次々に貧困に陥れていく、アメリカ流の経済システム、、。
ここらでしっかりと体を張って阻止しなくてはならない。

コレステロール値が高いほど長生きする?(プレジデント)

コレステロール値が高いほど長生きする?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150307-00014655-president-bus_all
プレジデント 3月7日(土)10時15分配信

■コレステロール値は下げればいいというものではない
 西洋医学では、血液中のコレステロールの正常値を130~219mg/dlと決め、少しでも多いと抗コレステロール剤を処方する傾向がある。コレステロールを動脈硬化、ひいては心筋梗塞、脳梗塞の元凶と考えているからだ。
 しかし、コレステロールは、人間を形作っている60兆個の細胞の膜の成分であるし、胆汁や男性ホルモン、女性ホルモン、さらにはストレスに耐える副腎皮質ホルモンの原料でもある。だから、「コレステロールを無理に薬で下げたら、ストレスに弱くなり、種々の病気にかかりやすくなる」と指摘する医師もいる。最近では「コレステロール値が高い人ほど長生きする」というデータも数多く発表されている。
 フィンランドのヘルシンキ大学で、高脂血症1200人を対象にした調査が実施され、次のような結果が得られた。高脂血症を食事療法と薬で下げたグループAと、下げる手段を何も講じなかったグループBを比べたところ、10~15年後の心筋梗塞の発症率、死亡率ともに、Aグループのほうが高かった。
 日本でも、1980年、厚生(現・厚生労働)省国民栄養調査対象者1万人に対する14年間の追跡調査で、「240~259mg/dl」が「健康長寿」にもっともよいコレステロール値であることが判明している。また、茨城県で40~79歳の男女10万人を5年間調査したところ「コレステロール値が低いほど、全死亡率、特にガンの死亡率が高かった」「240mg/dl以上の全死亡率が一番低かった」ことが明らかになっている。
 抗コレステロール剤である「スタチン剤」は、毎年400万人に処方されている。しかし、その副作用として、横紋筋融解症(筋肉が溶ける。その前に患者さんは筋肉痛を訴える)、肝機能障害、血小板減少(出血)などが現れることがある。
 コレステロールに対して、過剰な「敵意」をもつことは、むしろ危険なのである。
 ※本連載は『なぜ、「おなかをすかせる」と病気にならないのか? 』(石原結實 著)からの抜粋です。
----------
石原結實(いしはら・ゆうみ)●医学博士・イシハラクリニック院長。1948年、長崎県長崎市生まれ。長崎大学医学部卒、その後同大学院博士課程を修了。1982年、イシハラクリニックを東京に開設。
オフィシャルサイト http://www.ishihara-yumi.com/
----------
医学博士・イシハラクリニック院長 石原結實=文

2015年3月2日月曜日

消えた年金と更なる負担

朝日新聞は【報われぬ国】という特集を組み、消えた年金と更なる負担が発生していると報じていますが、ここで解説されています事態は今は<勝ち組>で安泰と思っている大企業サラリーマンもいずれ降りかかってくることになるかも知れない事態なのです。

【昨年末時点で厚生年金基金483基金のうち290基金が解散を予定し、その9割にあたる261基金は13年度末時点で企業年金の積み立て不足に陥っており、企業年金がなくなったり減額されたりするおそれがある。261基金の年金受給者と現役加入者は計約300万人に及ぶ。】

今は上記の通り、影響を受けるサラリーマンは300万人ですが、ある事態が起これば一気にこの規模は上場企業のサラリーマンにも影響が及ぶのです。

株・国債の暴落です。

今は【異常な低金利】が世界的に導入されており、銀行預金も国債利回りもほぼゼロに等しい金利しかつきませんが、これは銀行と国を救うために導入された【異常事態】であり、それが10年以上も継続され、この【異常事態】が【正常】即ち、当たり前になってしまっているのです。

ところが、アメリカはこの【異常事態】を【正常】に戻そうとして動き始めており、この移行が起これば、国債は売られ、金利は上昇に転じます。
ただ、問題は国債が売られれば、今まで所有している所有者は損をする訳であり、それが分かっていて誰が所有するでしょうか?
そして国債利回りが上昇するとわかって誰が新しい国債を買うでしょうか?

結果、一旦市場が【正常】への移行を判断すれば、市場には怒涛の国債売りが入り、国債価格が一気に崩れる事態に陥りかねないのです。

その時、金融市場は株の暴落、不動産の暴落に直面します。

企業年金は国債・株・不動産投信等への投資を増やしていますから、これら金融商品が崩れれば一気に
赤字に陥り、下手しますと債務超過に陥ることになりかねないのです。



以下はあらゆるサラリーマンが直面する事態とも言えるのです。

********************************************

昨年12月に届いた書類には、300万円を超える負担額が記されていた。長年加入していた栃木県石油業厚生年金基金からだった。

「何十年も掛けてきた企業年金がなくなったうえ、追加負担まであるなんて。詐欺みたいなもんだ」。栃木県で給油所を営んでいた男性(64)は憤る。

この基金は栃木県内の給油所などが集まり、社員らの厚生年金の一部(代行部分)と企業年金(上乗せ部分)を出すためにつくった。だが、積み立て不足に陥り、今年1月、ついに解散に追いこまれた。

厚生年金の代行部分は積み立て不足を加入企業が穴埋めしなければならず、男性のもとにはその負担額が通知されていた。最長30年かけて、月に1万円ほどずつ払っていくという。

 男性は、多いときで数人の社員を雇って給油所を経営してきたが、エコカーの普及などでガソリンの販売が低迷した。貯蔵タンクが古くなって改修が必要になったのを機に、数年前に給油所をたたんだ。

 60歳からは厚生年金と企業年金を合わせて月に約8万円(基礎年金を除く)を受けとってきた。だが、基金が解散したため、厚生年金は支給されるものの企業年金分の約1万円がなくなる。男性は「病気などに備え、年金をあてにしてきたのに」と肩を落とす。

 中小企業が集まってつくる厚生年金基金は、年金保険料を納める若い社員が減る一方、年金を受けとる退職者は増えてどこも厳しい。さらにこの男性が加入していた基金は、2012年2月に発覚したAIJ投資顧問の詐欺事件で、運用のために大手信託銀行を通じてAIJに預けていた約40億円を失い、積み立て不足が拡大してしまった。

 企業年金は退職時にまとめて一時金として受けとることもできるため、退職金の一部と位置づける中小企業もある。昨年2月に解散した京都府建設業厚生年金基金に加入していた資材会社でも、退職者の多くが一時金で受けとっていた。

 勤続年数などに応じて100万~200万円ほどだったが、解散後はもらえなくなった。この会社の担当者は「退職金代わりだったので痛い」ともらす。

*******************************************


年金が消えて更に負担が出るという事態を誰が想定していたでしょうか?
これが<金融市場>の恐ろしさです。
儲ける時も大きいのでしょうが、損をした時も大きいのです。

不動産は、放射能と少子化で、東京五輪前に売り抜けが合言葉、残る者も去る者も、そのつもりでいる事です。

バブル崩壊というよりも何百年続いた土地本位制終了と言った方が正確かもしれません。
スマホ中心主義とでも言うのか、かつては広いリビングや書斎や家の門扉やが憧れで、そこに大型テレビがあって、団らんや娯楽がありましたが、仮に少子化がストップしても、若者の持ち家離れはもう元には戻りません。
なぜならば、いつ首になるのか分からない時代で、ローンなど組む気にならないし、首になった会社への通勤目的で家やマンションを買ったら目も当てられませんし、第一、半分が離婚する時代に突入で、愛の巣など作る気にならないからです。
そして、各部屋にテレビ一台の時代を経て、各体にスマホ一台の時代になり、以前以上に、家が寝るための場所になっていっており、仮住まいで十分なのと、持ち家がステータスではなくなり、むしろ移動を制約する存在になってきているからです。
現在、ネットカフェとカプセルホテルは、どんどんワンルーム化し、独身者にとっては、それらと自宅の差別も区別もつかないぐらいにサービスの向上と料金の低下がみられ、シティーホテルの顧客を奪いつつあり、三者の競争の行く末はマンモス激安ホテルで、それは賃貸マンションと競合して行くのは目に見えています。
今でも作家とか漫画家とか時間に追われる人はホテルが常宿のようですが、それが一般化していくという事です。
それにより、持ち家も不要、長期賃貸も不要となり、激安ホテルの中期宿泊が若者の主流となり、言ってみれば昔の賄い付きの下宿の復活リニューアルという事で、賃貸業もそれらとの競合の中で改革を迫られる訳です。
永らく投資対象だった土地や住居が、金融機関の都合で高値安定に据え置かれてきましたが、それらの複合的な要因から、ユニクロの服や吉野家の定食のように、誰でも手軽に買ったり借りたりできる時代になる訳で、今までが異常だったという事です。