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2014年11月18日火曜日

中国のスーパーコンピューターが2回連続世界一に

世界のスーパーコンピューターランキング500が発表され、中国広州スパコンセンターの『天河2』が世界一になり、2連覇を達成したと発表されています。
日本は第4位となっており、世界一になったこのスパコンより4倍近い格差があるとされており、差を埋めるのは絶望的になって来ています。

2位、3位はアメリカとなっており、最先端分野で中国とアメリカが争う構造になっていますが、中国は国家威信をかけて世界一を達成しようとしており、宇宙開発・ビジネスも今や中国とロシアが先導役になりつつあります。

アメリカは財政難でロケット打ち上げを民営化しましたが、打ち上げを依託された会社がとんでもない古いロシア製のロケットエンジンを使い失敗するという惨状を示しており、ロシアの笑い者になっています。

また、中国はG20閉幕後も習国家主席がオーストラリアに残り、中国・オーストラリア貿易協定を締結しており、これで中国を中心にして、韓国、オーストラリアが中国の「戦略的」貿易圏に入ったことになります。

更に中国は環太平洋地域で貿易協定を締結していくとなっており、日米が締結出来ないTPPを尻目に、中国とロシアが環太平洋地域で巨大貿易経済圏を構築するかも知れません。

何でも世界一がよい訳ではありませんが、世界一をめざすという官民一体となった動きが持つ力はもの凄いものがあり、日本が昔、大阪万博の頃からアメリカに追い付け、追い越せと必死で働いていた時代と今の中国は似ていると言えます。

しかも今の中国は戦略的に動いており、巨大帝国を構築しつつあるロシアを側ににつけるという離れ業までやってのけており(勿論、お互いが見ている夢は違いますが)、来年1月1日に¨ロシア帝国¨がどのような発表をするのか、それによって中国の影響力はまた変わってきます。

中国とロシアは世界中で恐ろしい力を持ちはじめてきています。

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