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2014年10月31日金曜日

猿芝居の日朝拉致協議(生き生き箕面通信)

2014-10-29 10:36:01
 「何という猿芝居!」の感を受けました。拉致協議の模様を伝える本日10月29日の朝刊を見て、「ここまで国民を愚弄するか」という印象を強くしました。
 本日も”交渉”なるものを続けるそうですが、その結果は「結局、何もなかった」ということになるのがオチではないでしょうか。もちろん、「何もなかった」とは言えませんから、「『調査を急ぎ、誠実に答える』という言質を取った」くらいの発表はするのでしょう。
 政府が力を入れている問題解決の外交に対し、一市井の人間がこんな生意気な予測をするのは、とんでもないことです。
 しかし、拉致問題に対する安倍外交には、拉致被害者の家族でなくともハラが立ちます。北朝鮮にあしらわれ、カネをむしり取られるだけのように見えるからです。
 今回の交渉にしても、日本側はすぐに「制裁の一部解除」をしました。つまり、交渉に応じて頂くだけで「制裁解除」です。北側は何もせずにかなりの実利を得ました。
 今回の交渉団派遣は、女性2閣僚の同時辞任という”痛手”を薄め、世論の目をそらせるために急きょセットしたものでした。だから、充分な準備がされたうえでのものではなく、安倍政権側がいわば「会議に応じて下さい」とお願いして実現したものといえます。
 それも、体裁を整えるために、北の責任者に出席をしていただく。多分相当高い「出席代」についたことでしょう。
 北朝鮮は世界でも最も徹底した独裁国家のひとつ。拉致した人々の動静など、とっくに詳細をつかんでいるはずです。それをもったいぶってのらりくらり。
 日本側が、今後も人質代や、亡くなった方々のお骨をお返し頂くのに、高いお金を払うのを待つ。裏ではその金額交渉をしているのではないでしょうか。
 あくまでこれは推測です。しかし、安倍外交などはその程度のことしかできそうにない。要するに、「カネで解決する」です。
 いや、そんなことはない。本当の安倍外交の実力は大したもの。優れた手練手管を発揮して北朝鮮を追い詰めているはずです。一市井の人間などにおちょくられるようなそんな情けない外交のはずがありません。
 本日の交渉結果が楽しみです。期待に胸をふくらませて待ちましょう。

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