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2014年5月2日金曜日

「低賃金で働け、子どもの面倒は自分でみろ、年寄りの介護も家庭でやれ。これが安倍内閣の女性活用政策」 山下 歩氏

「低賃金で働け、子どもの面倒は自分でみろ、年寄りの介護も家庭でやれ。これが安倍内閣の女性活用政策」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14030.html
2014/4/29 晴耕雨読

山下 歩氏のツイートより。https://twitter.com/neko_yamashita
渋谷東急訪問は中止になったというけれど、庶民が買い物に行くイオン・西友・ヨーカドーに視察に行けば?食品にも課税される消費税は、所得が低い人ほど打撃が大きいのだから。
そしてそのスーパーで働くパートさんの時給がいくらか確かめろ。
アベノミクスはそこにはないよ。
時給800円でスーパーで働いて、保育園に支払う保育料もままならず、そもそも保育園の空きすらない。
そのうえ介護も施設から自宅介護へ移行させようとしている。
低賃金で働け、子どもの面倒は自分でみろ、年寄りの介護も家庭でやれ。
これが安倍内閣の女性活用政策。
子どもを生めなんてよく言えるわ。
女性を低賃金の非正規雇用で都合よく使っておいて、保育や介護は女性まかせ、扶養控除も削るという、どこまで女性を馬鹿にしてるんだか。
女性の力を活用するなんて出まかせを言って、よく恥ずかしくないもんだと思うわ、安倍首相。
非正規で働いて親や子どもの面倒も見るなんて、あんたは出来るのか?今でこそ派遣法改悪で男性の非正規雇用も珍しくなくなったけれど、ついこの間までは非正規雇用といえば女性だった。
その多くは、安い時給で働き、家事もこなす主婦であり、高度経済成長期の日本で社畜と化した夫を支え、かつ企業に安価な労働力を提供してきたのだ。
配偶者控除にはこうした背景がある。
派遣労働者が企業に都合のいい雇用の調整弁のように、女性もまた子育てや介護の担い手・安価な労働力として都合よく使われてきたといえないだろうか。
日本の女性は我慢強過ぎたんじゃないかという気がする。
労働基準法が定める労働時間は1日8時間週40時間、これを超える場合には時間外労働割増賃金が、また深夜の時間帯には深夜労働割増賃金支払い義務が発生する。
この定めが過剰労働の抑止になる。
残業代ゼロというのは単に賃金だけの問題ではない。
働かされ過ぎによる過労死にも繋がりかねないのだ。
私が非常勤として労働基準監督署に勤務していた時、ある大手企業の社員が過労により心臓疾患を起こし労災認定を受けた案件で、社員の上司が監督官に呼び出され聴取を受けに来た。
その時、その上司は「(被災した社員が)仕事が出来ないから長時間労働になったんだ」と平然と言い放ったという。
残業代ゼロについて、安倍は「多様な働き方を」などとぬけぬけと抜かすが、これは「労働者の働き方」ではない、「事業主による働かされ方」なのだ。
現状でも裁量労働制といった「みなし労働時間制」という「抜け穴」があるのに、最後の砦である法36条の割増賃金がなくなれば過労死に繋がりかねない。
消費税増税の一方で法人税減税、議員定数や議員報酬の削減はおざなり、その上残業代ゼロ法案とは、どこまで国民をなめているのかと腹立たしい。
このままでは国民は企業と政府にむしり取られるばかりだ。
かつて「給料日の怒りを国会へ」と唱えるサラリーマン新党があったが、本当に怒る時が来たと思う。

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