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2014年5月16日金曜日

人手不足の現実

日本の労働市場では人手がたらないと言われていますが、足らないのはまともに働く者であり、働かない者は溢れています。

今外食産業では働く若者が減り、店舗を閉鎖しているところも出てきていますが、営業している店舗でも、まともに働かないスタッフがおり、店が回っていないところが多くあると言われています。

以下のコメントをご覧ください。


「日本人はだんだん3K(きつい、きたない、危険)の仕事をやりたがらなくなっている」

これは外食大手ゼンショーホールディングスの小川賢太郎社長のコメントですが、すき家はいまでも28店舗が閉店となっていますが、しかも24時間営業をやめる店舗も増えてきていると言われています。

店を任せることができなくなって来ているのです。

今までの日本人はアルバイトでも責任ある仕事をしていましたので、店を任せることができましたが、今やそのような者はいなくなり、残ったのは使えないものばかりとなり、閉店したり時間短縮となっているのです。

政府は人口を維持するとしていますが、働かない者ばかり輩出して何になるでしょうか?

海外の外食産業では驚くような高齢者や身体傷害者や知的障害者がバーガーキング等で働いていますが、少々仕事が遅くても皆が温かく見守っています。

効率化?
そんなことばかり考えるのは日本人位で海外では皆が平等に社会で働き生活をしています。

日本も高齢者や身体傷害者や知的障害者をハンバーガー店等の販売の現場で働かせるような環境を作る必要があると言えますが、イライラする客から教育し直す必要があるかも知れません。

効率化から無縁の彼らを受け入れる『度量』が今の日本にあるでしょうか?
時間短縮、効率化からかけ離れた非効率を受け入れる社会が日本に作れるかどうか。

効率化をやめれば日本には隠れた労働力が一杯あることに外食産業は気づくはずです。

以前、ラスベガスのバーガーキング店で知的障害者のスタッフが働いていましたが、客は皆、列を並びながらゆっくりした態度で彼が仕事を終えるのを待っていました。

アメリカ人の度量の深さを見た瞬間でした。

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