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2014年5月26日月曜日

ロシア・プーチン大統領の対日発言

プーチン大統領は、日本が制裁に加わったことに対して、以下のような発言をしています。

『我々は(領土)交渉の用意があるだろうかと言えばある。しかし、我々は日本が(対ロ)制裁に加わったと聞いて、驚いた。私がよく分からないのは、(北方領土)問題の交渉も(日本は)中断するつもりなのかということだ。』

これは事実上、ロシアは日本と交渉はしないという発言であり、この秋のプーチン大統領の訪日はないという
ことになりますが、これはロシア側の既定方針であり、ロシアからすれば、日本が制裁に加わったことを「待ってました」ということになります。

ロシアは領土を全く日本に帰す気はないのは明らかであり、ロシアの本心は領土を餌に天然ガスパイプライン建設をさせる魂胆だったもので、今回、中国にガス供給が決まったことで日本からお金を引き出す必要がなくなり、領土交渉という餌も必要なくなったのです。

日本はロシア制裁で西側についたことで、サハリンガスパイプライン建設の意味がなくなったことになり、ロシア権益を失うことになりますが、それでも良いと言う判断を安倍総理が行った訳であり、今後起こりうる報復は
甘んじて受ける必要があります。

「大ロシア帝国」構築構想を前に、日本の方針が揺らげば、世界から日本は軽蔑されますが、ロシア権益を全て中国に持っていかれるという大失態をした訳であり、本来なら政権は崩壊してもおかしくない事態と言えます。

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