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2015年2月27日金曜日

急落した原油・天然ガス価格

原油価格が5.53%急落し再度50ドルを大きく割り込んで来ており、天然ガスは5.77%下落し2.70ドルまで売られています。

この原油価格の5.5%を超える下落ということは日経平均でいえば1000円にも相当する暴落と言えます。

原油価格・天然ガス暴落はこれで終わりではなく、今後更に原油で言えば1バーレル30ドル台にまで下落するのでしょうが、そうなれば原油・天然ガス市場だけで世界中で軽く20兆円以上の損失が表面化してきます。

それは誰が負担するのでしょうか?

投機家・ファンドが負担出来ない場合は融資をした《金融機関》しかありませんが、原油、天然ガス、金、プラチナ、銀、銅等も売られることになりますから、総額では数十兆円にも達する損失が先物市場で発生することになりかねず、とても《金融機関》は負担出来るものではありません。

更にこの商品先物市場での損失をみて株式市場も暴落するでしょうし、為替市場も大変動するでしょうから、これらを全て足せばとんでもない規模の損失が《金融機関》に舞い込んでくることになるのです。


山高ければ谷深し、と相場の格言にありますが、今の原油価格暴落を見ていればまさにこの通りとなっておりでは次は?

株式と国債となります。

今は誰も暴落とは言いませんが、必ず暴落が起こります。
その時、市場参加者は『しまった』と気づきましても遅いのです。

この道40年以上のベテラン相場師は今相場には参加していません。
『ゲラ』が起こってから一気呵成に攻める準備をしているようです。

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