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2015年2月2日月曜日

バグダディの出自

恐らくアメリカンdogでしょう。

「イスラム国」指導者バグダディ容疑者
イスラム国の指導者バグダディ


報道によると(主にニューズウィーク日本版)、

イスラム国の指導者バグダディは、1971年生まれ。
出身地は、バグダッド北方のスンニ派三角地帯に位置する都市サマラ。
家は裕福ではなかったが、親戚には、サダム・フセイン政権下の秘密警察に勤務する男が2人いた。
幼い頃は、勉強家で信仰に厚い、静かな子だったという。

1990年頃、18歳前後で、フセインの軍隊に入り、彼はそこで、銃の使い方を覚え、軍事戦術の基本を学んだようだが、はっきりしたことはわからない。

2003年、イラクの大量破壊兵器製造を疑ったアメリカにより『イラク戦争』が起こったが、大量破壊兵器は存在しなかったにもかかわらず、スンニ派のフセイン勢力は政権の座を追われ、イラク全土は無政府状態に陥った。

これによりイラク内でスンニ派の政権は壊滅し、フセインの軍隊も消滅したが、
当時バグダディはスンニ派のテロ組織の設立に関与したと見られる。

2004年頃、バグダディはイラク中部のファルージャで米軍に拘束された。

ヨルダン人のテロリスト、ザルカウィとの関係が疑われたようだ。
ザルカウィは『イラク・アルカイダ機構』の指導者で、2006年に米軍主導の作戦で殺された。

バグダディは逮捕後、米軍がイラク南部に設置していた収容所『キャンプ・ブッカ』に収容された。ここで多くの人脈をえたようだ。
2005年頃にはバグダディは釈放されたと思われるが、明確なことはわからない。

2006.5月、シーア派のマリキが首相になる。
2006.12月には、サダム・フセイン(スンニ派)がマリキ政権(シーア派)下で絞首刑にされた。

2006年、バグダディは、イラクで結成されたアルカイダ系過激派組織イラク・イスラム国に参加する。

2010年、バグダディがイラク・イスラム国の指導者に任命される。

2013年、バグダディはISIS設立を発表し、アルカイダの最高指導者ザワヒリの命令に背いた。
(ISISはアメリカの共和党タカ派の後押しを受けていたとする意見もある。)

以上を総合すると、バグダディのISISは、
1.サダム・フセイン系のイラクのスンニ派の流れ、
2.ビン・ラディンのアルカイダの流れ、
(3.アメリカ軍産複合体と関係の深い米国共和党タカ派の流れ)
この3つが絡み合って生まれたと見ることができる。
いずれも、2001年の9.11同時多発テロ事件と関係の深い組織である。

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