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2015年3月2日月曜日

不動産は、放射能と少子化で、東京五輪前に売り抜けが合言葉、残る者も去る者も、そのつもりでいる事です。

バブル崩壊というよりも何百年続いた土地本位制終了と言った方が正確かもしれません。
スマホ中心主義とでも言うのか、かつては広いリビングや書斎や家の門扉やが憧れで、そこに大型テレビがあって、団らんや娯楽がありましたが、仮に少子化がストップしても、若者の持ち家離れはもう元には戻りません。
なぜならば、いつ首になるのか分からない時代で、ローンなど組む気にならないし、首になった会社への通勤目的で家やマンションを買ったら目も当てられませんし、第一、半分が離婚する時代に突入で、愛の巣など作る気にならないからです。
そして、各部屋にテレビ一台の時代を経て、各体にスマホ一台の時代になり、以前以上に、家が寝るための場所になっていっており、仮住まいで十分なのと、持ち家がステータスではなくなり、むしろ移動を制約する存在になってきているからです。
現在、ネットカフェとカプセルホテルは、どんどんワンルーム化し、独身者にとっては、それらと自宅の差別も区別もつかないぐらいにサービスの向上と料金の低下がみられ、シティーホテルの顧客を奪いつつあり、三者の競争の行く末はマンモス激安ホテルで、それは賃貸マンションと競合して行くのは目に見えています。
今でも作家とか漫画家とか時間に追われる人はホテルが常宿のようですが、それが一般化していくという事です。
それにより、持ち家も不要、長期賃貸も不要となり、激安ホテルの中期宿泊が若者の主流となり、言ってみれば昔の賄い付きの下宿の復活リニューアルという事で、賃貸業もそれらとの競合の中で改革を迫られる訳です。
永らく投資対象だった土地や住居が、金融機関の都合で高値安定に据え置かれてきましたが、それらの複合的な要因から、ユニクロの服や吉野家の定食のように、誰でも手軽に買ったり借りたりできる時代になる訳で、今までが異常だったという事です。  

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