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2014年1月15日水曜日

今ヌっポン 2題

11月の経常赤字,最大の5928億円.貿易収支も1兆2543億円の赤字となり,85年以来,11月として過去最大になった,と.
どうやら日本は「貿易立国」ではなくなったようだ.世界の経済大国だった一時期があったが,あの夢はもう見られない.
輸入した素材を加工して付加価値を付けて輸出する.これが日本の生きる道だったが,ソレができなくなった.…ということは,日本には今後カネが入ってこなくなり,貧乏国になる!ということだ.

どうすればいいのか? どうするもこうするもない.清く貧しく,食うや食わずで生きていくほかはない….
そのほうが,われわれには似合っているかもしれない.そう思って,私は少食・粗食で生きてゆく.そのほうが免疫力が高まるし…,アメリカ人のように低価格の高カロリー食品を食い続けてブタになることも避けられる.いずれにせよ,物質的な豊かさを求める物欲を捨てられるかどうか?これが,一人一人の人間にとっては,人生の分かれ道になる.

【やせ我慢的教訓】 太ったブタより,痩せたソクラテスになれ!(爆)

2題目

日本の民主主義は,選挙を通じて政策や世論を反映させる政治母体(米国でいえば“タウンミーティング”,仏国などでは“サロン”)がなく,選挙は,その時々の有権者の「気分」が左右する人気投票である.
その有権者の「気分」や「人気」はマスコミが誘導して形成される.

で,今回の都知事選挙という人気投票…,有権者の気分は「脱原発」,人気は小泉・細川の元首相コンビが圧倒する.人気という点では,舛添は,東大系のテレビタレントとして成り上がったが,人気者という要素は少なかった.
いっぽうの小泉と細川は,それこそ人気だけで総理大臣になったワケで…,この二人の「人気者」に対する人気投票では舛添は完敗である.

それでも舛添が(読みを誤って)シャシャリ出てきたのは,「脱原発」に焦る原発ムラの構成員・安倍晋三が後押ししたからである.

つまり,今回の都知事選は,安倍と小泉の代理戦争なのである.

とは言っても,小泉(廃炉ビジネス)も安倍(原発再稼働)も,原発ムラの構成員であることに変わりはない.
ようするに,都知事選とは,原発ムラ内部の主導権争いなのである.

こういう構図が分からないまま,「選挙で政治が変わる!」という幻想にひたったままの妄想馬鹿は,懸命に宇都宮でも応援したらよろしい.宇都宮のバックの共産党も,しょせんは原発ムラの構成員なんだけどな.(爆)

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