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2015年7月20日月曜日

白井聡氏「自民党はCIAに金をもらって始まった政党」「日本の戦後の政府は煎じ詰めればその本質は薄汚い傀儡」国会前抗議行動

(動画から書き起こしここから)
みなさん、こんばんは。政治学を勉強しております白井聡と申します。連日の行動、お疲れ様でございます。
今、大変な政治の危機。もうこれは法治主義・立憲主義の根幹に関わるようなとんでもないことが起こっているのは、皆さまご承知の通りであります。
しかしですね、これはある意味、日本の政治の本質っていうのが現れちゃってるっていうことでもあるんですよ。
 
と言うのは、今ね、こんな違憲のことを無理やり通そうとしているのはなぜだろうかって言ったら、政府自民党にとってはですよ、憲法に違反するということ憲法を守るということと、アメリカとの約束を守るということと、どっちが大事なの? 圧倒的に自民党にとったらですよ、アメリカとの約束を守ることの方が重要なんですよ。そういう政府なんです。
で、これはね、今始まったことじゃないんだよ。自民党なんてのはね、そもそもCIAに金をもらって始まった政党なんだよ。
岸ってのはね、安倍さんの尊敬するお爺ちゃん、岸ってのはさ、アメリカと手を握って巣鴨プリズンから出してもらった人なんだよね。
だから、今奴らがやってることはある意味、当たり前のことなんですよ。もう、こんなのはたくさんなんだよね。
だからね、沖縄で翁長知事がですよ、辺野古基地の問題をめぐってこう問いましたね。「日本の民主主義の品格が問われている」と。鋭い問いだと思いますよ。
この品格の問題だっていうのはね、ここにも全く同じように当てはまるんですよね。結局、この日本の戦後の政府っていうのは、煎じ詰めればその本質は薄汚い傀儡じゃないかと。
で、じゃあ、その傀儡の下で生きてるわれわれ国民というのは、何なんだと。その傀儡がたまに投げてくれるさあ、おこぼれを漁り回ってるだけの存在に過ぎないのかと。
ここに集まっている人たちはさあ、みんな、もうそんな存在でいてたまるかと、そういう決意を固めた人たちだと思うんですよね。
それにしてもですよ、何で奴らは正攻法を取らないんだろうと。新安保法制ね、そんなに必要だっていうもんだったら、まず憲法を変えてやればいいじゃないかと。
だけど奴らはね、できないわけですよ。国民投票に通したら、改憲が失敗するかもしれない。だけどもさ、本当に自信があるんだったら、それこそお得意の再チャレンジで何度もやればいいじゃないですか。
だけど、それができないっつーのはなぜか。それは根本的には自信がないからだよ、あいつらにはね。
あいつらは、本当は自分たちが何者なのか、奴ら自身が一番よく知ってるはずだよ。
あの連中はね、あの70年前のとんでもない戦争をやったその責任というのをごまかして取らずに、そういうごまかしによって成立した権力であって、今それをどうやって維持しているのかと言ったら、例えばTPPなんかに代表されるように、日本の有形無形の富、これを資本に売り飛ばすことによって、自分たちの権力を維持しようとしてるんですよね。
もう、こんなのはたくさんですよ。
私たちが闘っている闘いというのは、もう歴史的な闘いだと思います。こうやって連綿と続いてきたものを倒せるのかどうか、歴史のくずかごに放り込めるのかどうか、それがかかっているんですよ。
この夏は、関ヶ原だと思います。皆さん、頑張りましょう。私も闘い抜く所存であります。どうもありがとうございました。
(書き起こしここまで)

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