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2015年11月1日日曜日

労働人口

2015年10月30日

とうとう1,000万人を切った就業者数

失業率が発表されていますが、この中で製造業就業者数が992万人となり、1,000万人を下回り、
これは1961年以来となっており、日本の製造業は働く数から見れば54年前の姿に戻ってしまっています。

『物造り大国』復活と言われていますが、実際には就業者が減少を続けており、もはやこの減少を止めることは出来ません。

若者人口が減っている中にあり、つらい・汚い・低賃金とも言われる製造業の現場に若者が働くはずもなく、今後高齢化が益々進めば、若者がいない多くの日本の中小企業は廃業したり倒産したりして、結果として大企業がものを作ることが出来ない状況になるはずです。

ロボットや人工知能にすべてを頼ることは不可能であり、今後、日本の製造業には働く者がいないために衰退することが避けられないとなれば、日本は何をベースに生きていけるでしょうか?

一部の産業では製造業の技術を取得し、現場で指揮をしている者が日本人ではなく、タイ人等のアジア人となっているとも言われるようになってきているのです。

円安バブルが終わった時、日本の製造業は果たして生きていけるでしょうか?

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