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2014年5月8日木曜日

100円Shopで安物買いが、人生を破綻させる?

恐らく、安易なやすものフードも同じでしょう!

もうすでにたくさんの安物100円ショップが日本を席捲している。あなたも100円ショップで安物を買ったりしているだろうか。そして、安く買えば買うほど得すると思っているだろうか。

それは間違いだ。

安いモノを追い求めることで起きることを考えると、100円ショップの安物を買うことは、結局は自分で自分の首を絞めることになるのを自覚しなければならない。

別に高額商品であればいいという意味ではない。ただ、度を越えた安物製品を買うと、それなりのツケがあなた自身に回るということだ。安いには、安いなりの理由があるのである。

安易に100円ショップでモノを買ってはいけない。安いモノには、ワナがある。安い製品を買うことによって、巨大なデメリットがあなたに襲いかかることを説明したい。


(1)安物を買うことで、あなたの職が消える


100円ショップの安物は、そのほとんどが新興国で作られているものである。中国や、ベトナムや、インドや、インドネシアや、あるいはバングラデシュと言った国がその主な製造地となる。

なぜこのような国で安物が作られるのか。それは、彼らの賃金が日本人の賃金に比べて非常に安いからだ。

企業は競争に勝つために、人件費というコストを劇的に下げようと努力している。

企業の占めるコストの中で「給料」の部分は非常に大きな「コスト」であり、人件費は安ければ安いほどいいのだ。

だから多くの企業が、人件費のかからない国へ、人件費がより安い国へと工場を移動させてきた。そうすることによってコストを削減し、競争力を付けることができるようになるからだ。

多くの企業がそれを行った結果、何が起きたのか。日米欧の失業率がどうなっているのか見ればいい。

先進国の生産工場は軒並み工場をコストの安い新興国に移転させて、先進国の労働者を使わなくなったのである。

インターネットが発達して「フラットな社会」がやって来ると、事務労働やホワイトカラーの仕事も、新興国にアウトソーシングする動きが加速していった。

それがさらに先進国の労働者から仕事を奪い、彼らはリストラされ、失業され、次の仕事は見つからないか、見つかっても不当に安い給料で働かされることになる。

日本でも2012年には失業率が4.3%を超えているが、それは表層的なもので、これにニートやフリーターや社内失業者を全部足すと欧米並みに8%を超えるとも言われている。

彼らが100円ショップの大事な顧客になるのかもしれない。

しかし、そもそも消費者が安物しか買わないから企業は先進国の労働者を切り捨てて、二度と雇わなくなったのだ。

100円ショップで買えば買うほど、さらに自分の首が絞まることに彼らは気がついていない。

(2)違法労働が増える


コスト削減のために製造工場は出て行って、二度と先進国の労働者を雇わない。では、国外に出て行けないサービス業はどうするのか。あるいは、中小の製造業はどうするのか。

彼らは何とか日本人の給料を安くして雇用したいと考えるだろうが、それでもコスト削減を要求されると、次第に追い込まれて別の方向に目を向けることになる。

それは、外国人労働者の雇用である。

それは、しばしば違法で不当なものだ。しかし、普通に日本人を雇って正当な最低賃金で日本人を働かせていたら競争に打ち勝てない。だから、背に腹はかえられず、外国人労働者を雇うしかない。

消費者が「安ければ安いほどいい」「100円ショップで買えばいい」と思うから、普通にやっていれば太刀打ちできない。

消費者の理不尽なまでの安物買い志向が、国内の違法外国人労働者を生み出す温床になっているのである。

当然、日本国内でも、雇用は日本人よりも外国人が優先されるということになる。

給料は高く、権利意識は高く、日本語は通じてもあまり働かない日本人よりも、低い給料でがむしゃらに働く外国人労働者のほうがいいと発想の転換をする経営者も増える。

そうなると、ますます日本人は追い込まれていく。結果的に、追い込まれた日本人が100円ショップの大事な顧客になる。

しかし、そこで100円ショップの常連になると、さらに自分の首が絞まることに彼らは気がついていない。

度を超した安物買いが、違法労働する外国人を増やし、それがさらに日本の雇用を追い込む。

(3)安物志向は、後進国をも不幸にする


では、仕事が舞い込んできた新興国は幸せになっているのかと言えば、実はまったくそうではないことが問題を複雑にしている。

新興国の中でも激甚な競争が行われている。

高賃金の人間は切り捨て、貧困地帯の安い給料で働く人間を「使い捨て」のように働かせる構図が、工業化を受け入れたすべての国で発生している。

その労働環境は奴隷的なものであり、中には児童労働さえも取り入れる工場や国があるのである。

アップルの下請け工場でも奴隷的で非人間的な労働で何人もの労働者が飛び降り自殺している。ナイキの工場やGAPの工場では、下請けが児童労働させていることが問題になった。

児童労働が隠然と続くのは、子供は大人に逆らわず、賃上げ闘争もせず、高圧的に仕事を押しつけられるからだ。

さらに、もっとコスト削減を過激に進めるために、工場廃棄物も何の処理もせずに川や空気中に垂れ流して、公害をまき散らしている。

中国の各地の工場がいっせいに汚染物質を川に流すので、川の色が変色して有毒物質になってしまったケースは何千何万とある。

それでも、先進国の消費者が度を超した安物買いしか興味を持たないために、新興国は持続不可能なコスト削減に邁進しているのである。

(4)製品の信頼がなくなる


製品を安くするためには、コスト削減だけではなく、「製品の質を下げる努力」も行われる。

ステンレスのカバーだったものをプラスチックに、5ミリだった厚みを2ミリに、ネジで補強していたものを接着剤に、長さが3センチだったものを2センチに……。

製品を劣化させて、いかに劣化していないように見せかけるかというコスト削減が研究される。

安物がどんどんガラクタに近づいていくのは、不思議でもなんでもない。コスト削減で質を落とすしか方法がないからである。

それによって、当然、製品は壊れやすくなり、すぐに使えなくなるのだが、そうなっても、「どうせ100円の安物だ」と思って怒りも感じなくなる。

製品の信頼感など最初からない。安物は安物にしか過ぎないからだ。そして、すぐに壊れても「どうせまた買えばいい」という使い捨ての発想になっていく。

モノを大事にする、大切に使う、長く使って愛着を持つ、という本来であればとても大切にしなければならない人間としての基本的な感情を持つことができなくなる。

「使い捨て」がどうして問題があるのか分からない人も多いかもしれない。それならば、「自分が商品だ」と考えてみればいい。

「使い捨て」を作る企業は、恐らくあなたも「使い捨て」にされる。なぜなら、そういった企業は労働者を「人材」だと言っているではないか。「人材」とは「人間という材料」という意味だ。

使い捨ての製品を扱う企業のモノを買うというのは、すなわち自分もまた使い捨てにされることを選ぶのと同様だ。

それでも、消費者は度を超した安物買いしか興味を持たないために、製品の質はどんどん下げられて、使い捨てたくなくても、使い捨てにせざるを得なくなる。

(5)粗製濫造が環境の破壊を生み出す


使い捨てにしてどんどん安物を買い換えるというのは、要するに、粗製濫造の流れに乗るということである。

モノを製造するには当然のことだが、さまざまな地球の「資源」が使われる。

ただ捨てるだけのためのものに地球の資源がどんどん食い荒らされていくという現実を考えたことがあるだろうか。

粗製濫造の製品にはプラスチックや紙が使われているが、その原材料は石油や樹木である。これらは決して無限の資源ではない。

石油はすでにピークオイルに達しているし、樹木にしてもアマゾンやボルネオのジャングルが伐採され続けていていずれは消滅していく。

ジャングルが消滅したとき、生物多様性は崩壊して、地球の生態系は人間すら住めないものになる可能性が高い。

何のためにそんなことをしているのか。まさに、安物の製品を粗製濫造するためにそうしているのである。安物を使い捨てるために資源が食い尽くされて地球環境が悪い方に傾いていく。

ただ安いモノを買うというためだけに、ただでさえ貴重なジャングルが消えてなくなっていくのである。

安物買いが、人生を破綻させる


まとめると、以下のような状況になるということだ。

(1)安物を買うことで、あなたの職が消える
(2)安物を買うことで、違法労働が増える
(3)安物志向は、後進国をも不幸にする
(4)製品の信頼がなくなる
(5)粗製濫造が環境の破壊を生み出す

別に超高額商品だけを買えと言っているわけではない。また、高いものを選べと言っているわけでもない。

また、高くても粗製濫造の製品も山ほどあるので、値段だけが問題だと言っているわけではない。

言いたいのは、もうすでに地球の人口も70億人を超えて、それがさらに増えていくこの時代に、粗製濫造された安物製品を使い捨てにするというライフスタイルは終焉に近づいているということだ。

安物を買うことは、あなたを含め、全人類を幸せにしない社会につながる。それでも、安物ばかりを追い求めていると、結局そのツケがあなたに跳ね返ってくるのだ。

それは、あなたがリストラされるという結果になるかもしれないし、あなたの給料が激減するという結果になるかもしれない。

あるいは、資源が食い荒らされて、結果的にモノが暴騰するという結果になるかもしれないし、地球の環境が破壊されて文明が崩壊するという大きな動きに巻き込まれるかもしれない。

100円ショップは粗製濫造の見本市のような場所だ。いよいよ、あんなものを捨て去る時代が来ているのではないだろうか。

粗製濫造のゴミになるものを買って幸せになれるだろうか?

2014年5月6日火曜日

近況
















勝海舟の実体

これは面白い事実。

勝海舟のパトロンは関西の豪商たちだった
投稿者:田中進二郎
投稿日:2014-05-05 19:30:04

「幕末の英傑」勝海舟はパトロンの論文を剽窃(ひょうせつ)して出世した

田中進二郎です。ひさしぶりの投稿です。よろしくお願いします。
二か月ほど前に、副島先生から幕末・明治の日本についての集中講義を受けました。その中で、幕臣の大久保一翁(いちおう 忠寛 ただひろ 1816~1887)が裏方(あるいはボス)として果した役割が非常に大きい、ということに気付かされました。副島先生が「幕末のミッシング・リングが解けた!」とおっしゃっていました。

そこで古川愛哲(ふるかわ あいてつ)著の『坂本龍馬を英雄にした男 大久保一翁』を読んだところ、大久保や勝海舟らにも影響を与え、陰で資金も出していた豪商たちがいたことが分かりました。
上記の本には、勝海舟のパトロンとして、函館の豪商、渋田利右衛門(しぶた りえもん)、伊勢松阪の竹川竹斎(たけかわ ちくさい 1809~1883)、紀州湯浅の浜口梧陵(はまぐち ごりょう)、摂津の灘の嘉納次郎作(かのう じろさく)の名があげられている。

浜口梧陵は安政の大地震(1854年)の際に、津波から村人たちを救ったという『いなむらの火』の話で有名だ。東日本大震災の後、小学校の教科書にこの話が復活した。(ただし、話と実態は少し違うそうなのだが。)
嘉納次郎作(じろさく)は「姿三四郎―講道館物語」の嘉納治五郎(じごろう)の父である。
彼らは勝海舟(麟太郎 りんたろう)に、自由に勉学するだけの資金を共同で出していた。この資金援助は、黒船来航(1853年)より十年ほども前から始まっていたという。
海舟20代前半の頃だ。
海舟は自伝の中で、高価なオランダ語の辞典である『ヅーフ・ハルマ』58巻を持っている蘭医のところに毎日通って、筆写したと得意げに語っている。いかにも苦学をしたように言っているが、それは事実ではなかったのだ。生活苦からこのころにはすでに解放されていたのだ。海舟には多いウソ・ハッタリの一つなのだ。

竹川竹斎や浜口梧陵ら、勝のパトロンになった豪商たちは、ただの学問好きであるだけでなく、諸外国の勢力が日本に伸びてくることを真剣に憂慮していた。竹川は日本は開国をして、貿易で利益をあげることを目指さなければならない、と考えていた。そして、その輸出品を作り出す産業育成を幕府に求める提言を行っていた。それが1851年に竹川が著した『護国論』である。江戸時代の在野の知識人たちの中に、幕藩体制の危機を意識し、具体的政策を論じた経世家(けいせいか)とよばれる人たちがいる。本多利明、佐藤信淵(のぶひろ 1769~1850)、林子平らである。竹川竹斎は佐藤信淵の門人であった。

勝海舟はパトロンの竹川から『護国論』を受取り、これをパクッて自分の『海防意見書』に組み込んで幕府に提出した。
通説では『海防意見書』は、日米和親条約締結後、老中阿部正弘が幕臣たちに意見を公募したのにこたえて、勝が提出したものとされている。それを幕府の老中たちが読んで、感心して勝の幕府登用がきまったことになっている。
しかし上記の古川愛哲氏の『坂本竜馬を英雄にした男-大久保一翁』には次のように述べられている。引用する。

(引用開始)

 語られなかった勝海舟の幕府登用の真実

海舟の『海防意見書』の発想は、それほど独創的なものではない。「強力な海軍を作れ」とは、井伊直弼(いい なおすけ)も書いているが、それ以前から、師の佐久間象山の持論である。(中略)
また海舟の「西洋学問の学校を造れ」との主張は、一翁が自ら建白したことである。

(田中進二郎です。この西洋学問の学校を造れ、という建白は1856年に蕃書調所【ばんしょしらべしょ】の設立で実現している。大久保一翁は勝海舟をこの蕃書調所御用に登用したのだ。引用を続けます。)

さらに「積極的な貿易論」も、海舟独自のものではない。竹斎は嘉永四年(1851年)に『護国論』という一冊を書いて、それを海舟に献呈していた。『護国論』とは、貿易で国を富ませて護ることを説いた書である。
「人材登用」を主張する海舟の意見は、一翁との合作だろう。
 海舟の「海防に関する意見書」は、一翁が海舟を幕府に登用するために、津田真道(まみち 真一郎 岡山の津山藩士 蘭学者)と三人で合作したと思われる。すべて老中・阿部が求めていたことばかりである。     (p64より)

(引用終わり)

田中進二郎です。
つまり老中の気に入る案を大久保は勝に書かせて、それを阿部正弘に回し、阿部は勝を抜擢することになっただけのことである。勝はこのあと下田取締掛手付 兼 蕃書調所御用という任務を幕府から命じられ、百俵五人扶持の俸禄を与えられている。
勝海舟は自分のパトロンや先生の業績を剽窃(ひょうせつ)したのだ。だからとても「幕末の英傑」と呼べる柄ではないのだ。

●幕末の憂国の豪商たちの活動は歴史から抹殺されている

ところで、勝海舟のパトロンの一人であった竹川竹斎とはどのような人物だったのだろうか?上野利三著『幕末維新期 伊勢商人の文化史的研究』という本は、竹斎の日記を十年がかりで解読して、彼の行動とネットワークを明らかにしている。
私はこの本を読んで、彼の邸宅と私設図書室がまだ保存されていることを知り、三重県松阪市の射和(いざわ)地区を訪ねた。そこで竹斎のご子孫の方に会って、お話を伺うことができた。

射和(いざわ)というのは、松阪市から10キロほど南西にいったところ(JR紀勢本線相可駅の近く)の集落である。松阪市の有名な史跡である、本居宣長の鈴屋(すずのや)や三井家発祥の地、三井高利(みつい たかとし)の屋敷跡などがある松阪城下ではない。
ではなぜ、町外れの射和という集落に富が集積することになったのか。それは丹生山(にぶやま)という水銀の採掘場が近くにあったためである。水銀といっても、無機水銀であり少量の人体への摂取は新陳代謝をよくするものとされてきた。(過度に摂取すると中毒死するという。)
だから、水銀の原鉱物(朱砂 しゅさ)を独特の製法で、白い粉(白子 しろこ、軽粉 かるこ)にし、女性の用いるおしろいや漢方薬にもなっている。

竹川竹斎の師であった経世家の佐藤信淵が射和の丹生山について、『経済要録』(文政十年 1827年刊行)という論文の中で次のように紹介している。引用する。

(引用開始)

不昧軒翁(ぶまいけんおう 佐藤信淵の祖父)いわく、土地赤色なるところには必ず水銀ありと。予(佐藤信淵)あまねく四海を遊歴して、翁の説を推究するに、奥州の朱沼山、羽州の鹿内(しかない)山、勢州(伊勢)の丹生山、阿州の丹生谷などの土地赤色なるところには、果たして水銀気を含有せり。
(中略)
続日本紀(しょくにほんぎ)の元明天皇の和銅六年(の項)に、伊勢国井沢(射和 いざわ)より初めて水銀粉を(朝廷に)献り(たてまつり)たる由を載す。いわゆる粉とは軽粉のことなり。これは勢州丹生山より掘り採れる水銀にて製したる軽粉なり。
丹生山には中古にはすこぶる水銀を多く出せしが、近来山崩れてついに廃山に及べり、惜しむべきことかな。そもそも水銀は薬物となり、白粉(ここではおしろいをさしているだろう 田中注)となり、朱を製し、鏡を明にするのみならず、その他鍍金(ときん メッキ)をなし、諸金を粉末にするなど、人生の要用きわめて多きものなり。然るに今の世に当たって、皇国の諸州に絶てこの物を出すの地なし。開物に従事する者は、心を細かにして此を探索するを専務とすべし。又もし国土を持つ者、よくその領内の地方を(調べ)尽くして、物産(会)を開くことあらば、この物(水銀)もまた出でまじきものにもあらざるなり。
 (佐藤信淵著『経済要録』巻の四-開物上篇 岩波文庫p70より引用した)
      
(引用終わり)

田中進二郎です。このように佐藤信淵は、竹川竹斎の商家のある射和に足を運び、丹生山を探索していることがわかる。中世から江戸時代にかけて、射和には水銀加工場が80軒もたちならんでいた。そこでつくられた白子は伊勢湾から回船で各地に運ばれた。三重県の鈴鹿市には今も白子(しろこ)という海に面した町がある。きっとここから運ばれていったに違いない。ここは江戸時代は紀州藩の飛び地で、回船問屋を紀州藩が統制していた。
また大黒屋光太夫は、ここの回船問屋の家に生まれている。そして沖船頭として、白子-江戸間の千石船(せんごくぶね)に乗って航海中に嵐に遭って漂流し、一行はロシア人のいるアリューシャン列島に漂着した。(1782年)

竹川竹斎のご子孫から直接伺ったのだが、水銀を白い粉にした白子(しろこ)は梅毒の特効薬としても珍重されたという。梅毒の水銀治療というのは、オランダでも行われていたようだ。オランダから1775年に出島にやってきた、医師チュンベリーが梅毒の水銀療法を幕府の長崎通詞たちに教えた。(中西啓著『長崎のオランダ医たち』 岩波新書p82より)
長崎には、日本三大遊郭のひとつ、丸山遊郭というのがあって身売りした遊女たちがそこにたくさんいた。梅毒の患者もかなりいたのだろう。だから、きっと射和の白子は長崎でも用いられたはずだ。

こうしてみてくると、射和の商家群が、時代時代の封建領主に重税をとられながらも、新しい知識を導入して、水銀を改良しながら、財を築いていったことがおぼろげながらわかってくる。
そして、木綿問屋から出発し、江戸の伝馬町に本店を構えていった、伊勢松阪城下などの長谷川家や、三井家などに負けないほどの両替商に発展していったのだろう。
竹川家は勝海舟のパトロンであっただけではなく、幕府の為替御用商人として、幕府に金を出資していた。また大名貸しも行っていた。明治維新でこれらの投資はすべて新政府に没収されたため、三つもあった竹川家は没落して、今は分家の竹川竹斎の家がかろうじて残ったという。
勝海舟は自分のパトロンの竹川家が没落しても、それを内心苦にしていなかったようだ。義のために苦しむという人間ではなかっただろう。本当にひどいやつだと思う。

田中進二郎拝

●参考・引用文献
古川愛哲著『坂本竜馬を英雄にした男 大久保一翁』(講談社プラスアルファ新書 2009年刊)
上野利三著『幕末維新期 伊勢商人の文化史的研究』(多賀出版 2001年刊)
佐藤信淵『経済要録』(1827年刊 岩波文庫所収)
中西啓『長崎のオランダ医たち』(岩波新書 1975年刊)

2014年5月3日土曜日

やっとヌッ本の信実がわかった、宿便がでた。

小渕恵三総理大臣を謀殺した犯人と、その真相が書かれている。ウソかまことか? 魔坂なのである。

小渕恵三総理大臣を謀殺した犯人と、その直後の森総理誕生のクーデタのような謀略政治が暴露されている。
小渕恵三、謀殺さる! これはウソかまことか?
「まさか!」というシトは政治の見方が善良すぎる。
まさしく、その魔坂なのである。
日本の国政につきまとう殺戮された政治家の血の臭いが漂うようなエントリ(記事)、冷徹に読破されんことを!
(飯山一郎)


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 ウソかまことか「横田幕府」のある有名な噂!?           2014-04-29

ok

ウソかまことか「横田幕府」のある有名な噂!?

秘密保護法の関係で、出所不明扱いです。
かなりの部分、真相の可能性が高いと判断。
尚、差し障りのある個人名は一部ボカシてあります。
保存用記事としてご理解下さい。


2006年8月27日
小渕元首相を殺した犯人は誰か

日本の政治体系は「幕政」なのです。
天皇が象徴としてあって、将軍に委ねられた。
その将軍が、占領政策でマッカーサーになった。
日本の中の基地としては、横田が象徴的です。
いうことをきかない政治家を、たとえば竹下さん(元首相)も、
お金のことでいろんなことがあったときに、
MPが横田に連れていったそうです。

飛行機に乗せて、太平洋の真ん中まで行って、
「ここから落とす」といわれて、「イエスかノーか」と
脅迫されたと聞きました。
今だって、お金のことでいろんな問題があると、
MPが連れていって、ヘリコプターで宙づりにして、
顔を海に何回も浸けるそうです。
そうすると、海水が入って頭がおかしくなる。
これはすごく秘密の世界です。
 
今、横田とか座間に米軍基地の本拠地が来ている。
日本がますます危ない状況です。
中国包囲網で、朝鮮問題を片づけたら、あるタイミングを見て
中台戦争も起こさせようとしているから、潜水艦なども中国を
取り囲む状態になっている。
そうしたら日本が戦場になってしまいます。深刻な事態です。
 
日本は敗戦によって、マッカーサーが幕府の将軍みたいな
ものになりました。アメリカが将軍になって、
自民党は委任されて政治をしてきたけれども、
その自民党自身が完全に取り込まれてしまっている。
独自性を全くなくしてしまった状態なのです。

     ―― 『泥棒国家日本と闇の権力構造』(徳間書店)

 
いかがですか。この“現実”を信じることができますか。
中丸薫さんといえば、かつてはアメリカのフォード元大統領や、
ボルカー元FRB議長、およびデイビッド・ロックフェラーや
ビクター・ロスチャイルドといった大物とも直接会って話を聞く
ことができたほどの実力者なのです。
この本の中にも、中丸さんがそれぞれの人物と会談している写真が
載せてあります(大昔の写真ではありますが)。
 
それほどの人が自らの著書で明らかにしていることですから、
この「横田幕府」の話は全く根拠のないこととは思えません。
とすれば、日本の首相といえども、アメリカのいうことを
聞かない人物はMP(憲兵)が連れていって、ヘリコプターで
吊して脅迫するようなことまでされるということです。
 
現に故・竹下登元首相は横田基地のMPに連れて行かれて、
飛行機に乗せられ、太平洋の真ん中まで行って、
「ここから落とす」と脅迫されたことが実名で紹介されています。
さらに「今だって、お金のことでいろんな問題があると、
MPが連れていって、ヘリコプターで宙づりにして、
顔を海に何回も浸けるそうです」とあるのは誰のことを
指しているのでしょうか。
 
これこそ、病名も分からないまま意識不明となって突然死した
小渕元首相のことでしょう。
さすがに「横田基地のMPが拉致して行って、海に顔をつけて殺した」
とは書けませんので、ここは実名は伏せてあります。
しかし、「顔を海に何回も浸ける」とか、
「海水が入って頭がおかしくなる」といった大変具体的な表現は、
まさに実際に誰かがそのようにされたことを表しています。
当時の小渕首相のボディーガードも一緒に同行させられて、
その様子を目撃した(させられた)のでしょう。
そうすることによって、次の首相に対する“警告”の効果もあるからです。
 
実は、この「小渕元首相の拉致・暗殺説」を裏づけする
ような書籍があるのです。
それは、元民主党の参議院議員だった平野貞夫氏が、
政界のドロドロとした裏話を綴った『亡国』(展望社)という
タイトルの本です。
平野貞夫氏は、2004年に政界を引退しています。
この本を読むと、政治家というのは私たち一般人の想像を
はるかに超える「ワル」であることがよくわかります。
国民の財産を食い物にして生きている、まさに「魔女軍団」と
言ってよいでしょう。

わが国の政治にまだ夢を託す気持ちを持っている方は、
是非この本を読んでいただきたいと思います。
夢は破れますが、正気になれるはずです。
それにしても、平野氏はよくここまで暴露する記事を書けた
ものだと、その勇気に感心しています。
ただ、日本の政治をコントロールしている“アメリカの影”に
ついてはまったく触れていませんので、やはりタブーとされる
部分は避けていることがうかがえます。
 
本のサブタイトルが「民衆狂乱~小泉ええじゃないか」となって
いて、小泉首相が日本を亡国に追い込む張本人とされています。
その小泉亡国首相誕生までのいきさつについては、前項の私の分析を
裏づけするような内容になっていますので、少しご紹介します。


■憲法違反でつくられた森亡国政権
 
小渕首相が病院に担ぎ込まれたときは、明らかに小渕さんの意識はなかった。
ところが翌日、官房長官の青木幹雄氏が記者会見を開いた。
「万事頼むと口頭で言われました。首相を臨時に代行いたします」
これで青木氏はまんまと臨時の首相代理に就任することになった。
後に医師団は、小渕首相は青木氏に意思を伝えるのは医学的に
不可能な状態だったと証言している。
 
本来なら、翌日、小渕首相の担当医師団に記者会見させ、
正式な状況を国民に知らせ、それから憲法の規定に沿って収拾を
図らなければならなかった。しかし、あの重大な局面にもかかわらず、
医師団が正式に記者会見をしたのは1カ月後だった。
 
青木官房長官が臨時首相代理になったのは、意識のない小渕首相から
後事を託されたと言って嘘をついた結果だ。
国民に対しての大きな欺瞞である。
 
青木氏が記者会見をした同じ日に、
都内のホテルに自民党の大物議員が秘かに集まった。
森喜朗幹事長、野中広務副幹事長、亀井静香政調会長、
村上正邦参議院議長、青木官房長官の5人組である。
この5人が談合して森喜朗を総理に決めた。

  (中略)
 
一国の宰相が突然倒れたときに、残された一部の政治家の談合に
よって後継者が決められるなんて、
こんな恐ろしいことが罷り通っていいはずはない。
私はこの暴挙に対して、「一種のクーデターだ!」と糾弾した。
こんなことが許されるなら、例えば、元気な首相を拉致して病院に
連れ込み、監禁した挙げ句「重病」と発表し、首相の意向で臨時に
首相代理をつとめることになったと宣言することもできる。
都合のいい新首相を決め、傀儡政権をつくって権力奪還をすることは
難しいことではない。
小渕首相の場合も、医師の診断書すらないままそれが実行された
のだから、まことに恐ろしい。
 
実際私は予算委員会で同様の発言をして青木氏に噛みついたのだが、
青木氏は
「総理を拉致したなどとはもってのほかの発言。取り消してください」
と言った。こんなやりとりの後で、会議録から削除されてしまった。
後世に残る公的な証拠を消されてしまった。私は腹に据えかねて、
3回にわたって公式会議で発言したため、自民党、公明党、保守党の
3党による懲罰動議が出された。
 
「ああ、こういう議会政治の精神に無知な政治家たちによって
日本は滅ぼされるのか」 私は、心のうちで呟いた。
結果として、こういうことでもなければ絶対総理にはなれなかった
森氏が総理になった。一国の総理には絶対なってはいけない人物だ。
森首相の出現が、亡国の小泉首相を誘導した。

   ―― 『亡国』 平野貞夫・著/展望社  2005年11月刊

 
平野氏が予算委員会などの公式の場で「首相が拉致された」と
いう比喩を何度も使ったことには意味があると思うのです。
普通なら考えつかないような奇想天外な例えになっているからです。
これは小渕氏が重態となって病院に担ぎこまれた原因が、
決して病気ではなかったことを平野氏がうすうす知っていたから
ではないかと思われます。
 
もちろん小渕首相の重態の原因がただならぬものであるため、
青木氏を中心に進められたその後の首相選びの方法も憲法に
違反するような不自然な内容になったのでしょう。
呼び集められた5人の実力者がそのことに反発しなかった
(できなかった)ことにも、見えない大きな力が働いていたと
考えられます。つまり、私が申し上げた「アメリカの意志」です。
 
小泉首相誕生のイントロとして、首相など務まるはずのない森氏を
首相として祭り上げ、マスコミによって徹底的に人気を落とした後で、
小泉「改革派」首相がさっそうと登場するというシナリオが
できあがっていたのでしょう。
さて、その結果、日本の政治はどう変わったのでしょうか。
平野氏は次のように分析しています。

(小泉首相は)《自民党をぶっ壊す》のキャッチフレーズで
世論の支持を背景に政権を維持してきたが、自民党は壊れずに、
ますます巨大権力に膨れあがった。
確かに、小泉氏の力で一部の利権政治家は力を失ったが、
その代わり、別な怪物が力を蓄え、国をしゃぶり尽くそうとしている。
例えばアメリカ的市場原理の導入。
日本の文化や人間性の破壊といった政治手法だ。
見方を変えれば、1つの悪が1つの悪を駆逐しただけのことだ。
これは亡国のデザインの色合いが変わっただけということになる。

            ―― 『亡国』 平野貞夫・著/展望社


また、この本の中の圧巻は、現衆議院議長・〇〇洋平氏の
父親である故・〇〇一郎氏が、議員時代に蓄財した金額が
100億円を超えていたというくだりです。
その部分を少し拾ってみましょう。

表に出ているものでも、何十もの不動産がある。
個人邸宅だけでも11軒あり、いずれも半端ではない億単位の豪邸である。
他に土地がある。有名なものでも、那須、富士、筑波、霞が浦、淡路島だが、
いずれも数万坪から数十万坪という広大な土地である。
さらに系列会社が当時13社あった。
いずれもいわく付きのトンネル会社であるが、いずれも黒字会社である。
また、〇〇氏の馬好きは有名で、名競走馬を数十頭抱えていた。
他に、美術品、骨董の類にも目がなかった。
欲しいと思えば、我慢できずに手に入れたという。
そのたびに、氏の利権に群がる企業家たちは、
河野氏のおねだりに金を出させられたと聞く。
こうして集められた美術品、骨董の類は、いずれも名品で、
正式な鑑定結果を聞いたわけではないが、
十億は下らないのではないかと言われている。‥‥

             ―― 『亡国』 平野貞夫・著/展望社


  ‥‥と、まだまだ続きます。
その他、政治家の悪事の数々がてんこ盛りの“素晴らしい”本です。
この国の「亡国」が近づいているのを実感できます。
もろちん、小泉純一郎首相でなくとも、アメリカの横田基地から
MP(憲兵)が自分を拘束しにくるかも知れないと考えれば、
アメリカの言うことに逆らうことはできないでしょう。
「靖国神社に参拝することを公約せよ」
「竹中平蔵を財務大臣にせよ」「郵政を民営化せよ」といった注文には、
ただただ従うしかないのかも知れません。
少なくとも自分の命(政治生命であれ、肉体生命であれ)が
惜しい人間であれば‥‥。
 
アメリカの意志に逆らって命(政治生命または肉体生命)を
失ったと思われる政治家は、
田中角栄元首相(ロッキードスキャンダルのあと病死)を皮切りに、
大平正芳元首相(病死)、中川一郎氏(自殺)、安倍晋太郎氏(病死)、
梶山静六氏(病死)、そして竹下登氏(リクルートスキャンダルのあと病死)、
小渕恵三氏(病死)などではないかと思っています。
実際にMPに拉致されたのは竹下登元首相と小渕恵三元首相。
拉致されて殺害されるという仕打ちを受けたのは小渕元首相だけでしょう。
「怖い話」でもあり、「情けない話」でもありますが、
できるだけ多くの国民がこのようなわが国の“現実”を知ることが、
国の力を回復することにつながるのです。

<引用終わり>
******************************************************




(田中派)田中角栄 逮捕・起訴 ロッキード事件(←東京地検特捜部)
(経世会)竹下登  失脚 リクルート事件(←東京地検特捜部)
(経世会)金丸信  逮捕・起訴 佐川急便献金・脱税(←東京地検特捜部&国税) 
(経世会)中村喜四郎 逮捕・起訴 ゼネコン汚職 (←東京地検特捜部)
(経世会)小渕恵三 (急死)(←ミステリー)
(経世会)鈴木宗男  懲役2年実刑、追徴金1100万円
           斡旋収賄他(←東京地検特捜部)
(経世会)橋本龍太郎 議員辞職 日歯連贈賄事件(←東京地検特捜部)
(経世会)村岡兼造  懲役10か月執行猶予3年 
           日歯連贈賄事件(←東京地検特捜部)
(経世会)二階俊博  政策秘書が虚偽記載で略式起訴罰金100万円 
           西松不正献金事件(←東京地検特捜部)
(伊吹派)中川昭一 G7での「酩酊記者会見」事件が原因で失脚


(清和会)岸信介    安泰
(清和会) 佐藤栄作   安泰
(清和会)福田赳夫   安泰
(中曽根派)中曽根康弘  安泰
(清和会)安倍晋太郎  安泰
(宏池会)宮沢喜一   安泰
(清和会)森 喜朗   安泰
(清和会)三塚 博   安泰
(清和会)塩川正十郎  安泰
(清和会)小泉純一郎  安泰
(民間) 竹中平蔵    安泰
(清和会)尾身幸次   安泰
(清和会) 安部晋三   安泰
(清和会) 福田康夫   安泰
(麻生派) 麻生太郎   安泰
(清和会) 中川秀直   安泰
(清和会) 町村 信孝   安泰
(清和会) 渡辺美智雄  安泰
(清和会) 渡辺喜美   安泰 (みんなの党)
(清和会) 石原慎太郎  安泰
(清和会) 石原伸晃   安泰

追記

■ 中川昭一が失脚させられたのは、なんで?
 
★米の金融市場に厳しい批判
 
★米国債買取を拒否
 
★ヨーロッパ主導になってきているIMFを通じ、
 外貨準備高の100兆円のうちの10兆円を、チェコやハンガリーへ
 
★“広島、長崎への原爆投下は米国の国家犯罪だ!”と発言
 
といった言動があり、米国・CIA筋から狙われたと推測できる。

2014年5月2日金曜日

「低賃金で働け、子どもの面倒は自分でみろ、年寄りの介護も家庭でやれ。これが安倍内閣の女性活用政策」 山下 歩氏

「低賃金で働け、子どもの面倒は自分でみろ、年寄りの介護も家庭でやれ。これが安倍内閣の女性活用政策」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14030.html
2014/4/29 晴耕雨読

山下 歩氏のツイートより。https://twitter.com/neko_yamashita
渋谷東急訪問は中止になったというけれど、庶民が買い物に行くイオン・西友・ヨーカドーに視察に行けば?食品にも課税される消費税は、所得が低い人ほど打撃が大きいのだから。
そしてそのスーパーで働くパートさんの時給がいくらか確かめろ。
アベノミクスはそこにはないよ。
時給800円でスーパーで働いて、保育園に支払う保育料もままならず、そもそも保育園の空きすらない。
そのうえ介護も施設から自宅介護へ移行させようとしている。
低賃金で働け、子どもの面倒は自分でみろ、年寄りの介護も家庭でやれ。
これが安倍内閣の女性活用政策。
子どもを生めなんてよく言えるわ。
女性を低賃金の非正規雇用で都合よく使っておいて、保育や介護は女性まかせ、扶養控除も削るという、どこまで女性を馬鹿にしてるんだか。
女性の力を活用するなんて出まかせを言って、よく恥ずかしくないもんだと思うわ、安倍首相。
非正規で働いて親や子どもの面倒も見るなんて、あんたは出来るのか?今でこそ派遣法改悪で男性の非正規雇用も珍しくなくなったけれど、ついこの間までは非正規雇用といえば女性だった。
その多くは、安い時給で働き、家事もこなす主婦であり、高度経済成長期の日本で社畜と化した夫を支え、かつ企業に安価な労働力を提供してきたのだ。
配偶者控除にはこうした背景がある。
派遣労働者が企業に都合のいい雇用の調整弁のように、女性もまた子育てや介護の担い手・安価な労働力として都合よく使われてきたといえないだろうか。
日本の女性は我慢強過ぎたんじゃないかという気がする。
労働基準法が定める労働時間は1日8時間週40時間、これを超える場合には時間外労働割増賃金が、また深夜の時間帯には深夜労働割増賃金支払い義務が発生する。
この定めが過剰労働の抑止になる。
残業代ゼロというのは単に賃金だけの問題ではない。
働かされ過ぎによる過労死にも繋がりかねないのだ。
私が非常勤として労働基準監督署に勤務していた時、ある大手企業の社員が過労により心臓疾患を起こし労災認定を受けた案件で、社員の上司が監督官に呼び出され聴取を受けに来た。
その時、その上司は「(被災した社員が)仕事が出来ないから長時間労働になったんだ」と平然と言い放ったという。
残業代ゼロについて、安倍は「多様な働き方を」などとぬけぬけと抜かすが、これは「労働者の働き方」ではない、「事業主による働かされ方」なのだ。
現状でも裁量労働制といった「みなし労働時間制」という「抜け穴」があるのに、最後の砦である法36条の割増賃金がなくなれば過労死に繋がりかねない。
消費税増税の一方で法人税減税、議員定数や議員報酬の削減はおざなり、その上残業代ゼロ法案とは、どこまで国民をなめているのかと腹立たしい。
このままでは国民は企業と政府にむしり取られるばかりだ。
かつて「給料日の怒りを国会へ」と唱えるサラリーマン新党があったが、本当に怒る時が来たと思う。

消費税引き上げにより日本で現実に起こること。

1、デフレ下の消費税引き上げにより日本で現実に起こること。
現状(デフレ下)での消費税3%引き上げで実際に起こること。
消費税引き上げによって市場から資金が奪われ、所得線の角度が低下する。さらに低下した所得線が支配する経済市場とはどんなものであろうか。探って見よう。
(始めに、市場から資金が減少した場合、なぜ消費不足が顕著に現われ、所得線の角度が低下するのかを説明しよう。
現在は物々交換の時代ではなく、貨幣が流通している
時代だ。人々は、物やサービスを販売して貨幣をより多く得ようと努力している。物やサービスの提供は今は、お金を得るための手段になっている。
人々はまた生産者であり、消費者でもある。
消費税などの増税などにより市場から資金が減少した場合、先ず、普通の多くの人々は同じように、生産を今までどおり行い、その後消費をする段取りをします。
私の経済学の基本は、経済人をこのような、物やサービスを通じて貨幣をより多く得ようと努力する人であり、また市場から資金が減少した時、先ず生産を優先し、その後に消費をするという人を前提にしています。
すなわち全体の資金量が1億で、生産に7千万掛かっていて、3千万が消費に使っていたとする。その時突然、例えば消費税の引き上げなどにより資金が1千万減少したとする。
その結果全体で資金が9千万なった場合でも、経済人は先ず生産に優先してお金を使うため、7千万を生産に当てる。残りが2千万になりこの分が消費に当てることになる。
このため、資金の減少が生産や消費に平等に割り振られるのではなく、生産に多く割り振られるため、消費不足を起こし、生産力過多から、不良在庫が残ることになる。
そのため販売競争が激烈にならざる負えず、低価格競争、過剰サービス競争が起こり、その結果利益額の縮小、生産コストの増大が生じ、付加価値が減少する。
それが低所得化をもたらすことになる。
その結果市場は、産出した生産量をすべて消費することができず不良在庫が残るという縮小循環に陥いります。これがデフレスパイラルの根本原因です。
このような状況でさらに生産量を増強しても資金がさらに製造に片寄ることになり、消費額が少なくなるため、生産量が増えても売上が上がらず、所得が上がりにくい状態になる。
それを図示すると縦線に所得又は資金量を取り、横線に生産量を取ると、生産量に比べ、所得が増えにくい、角度が45度より下がった線が描かれます。
この均衡点は、資金量が減少すると、生産量が増え、付加価値が低くなる事が示されます。)
特徴:利益を上げるのが難しい。資金と生産の割合が1対1の正常な市場に比べ、付加価値を得るのが難しい。デフレ市場は生産に多くの資金を要しているため、生産のための資金量に比べ消費の資金量が著しく減少している。
そのため生産量(産出量)とそれに対する消費資金の割合が不均衡になっており、生産物に対して消費の資金が著しく少ない状態になっている。消費に回る資金と生産量の割り合いが、1対1以上になっており、少ないお金でたくさん買える状態すなわちデフレ市場なのである。
正常な経済市場と同じ利益を得るのに生産費用がより多くかかる。簡単に言うと、同じ1万円紙幣を手に入れるのに1990年のバブルの頃に比べると、極端に難しくなっているということだ。
デフレ下の競争は、過剰サービスに現われ、その分、製造コストが高くなり、しかも安く売らなければならない。そのため利益額が少ない。しかも公共料金、医療費、その他の国民負担が増えているため、ますます手取り資金が少なくなっている。
製造コストの増加は当然、企業の損益分岐点を高くする。
損益分岐点が高くなることは、企業の負債や損失に対する抵抗力が弱まり、脆弱な経営状態であることを意味する。わずかな経済変動に大きく左右され、倒産しやすい状態になっている。
また、利益を得るのに生産費用が多く掛かることは、企業の起業が難しく、市場への新規の参入が少ないことを意味する。
日本の場合、新規参入や、起業の多くは、豊富な中小零細企業が担ってきたが、今やその大半がデフレの直撃を受け、廃業、撤退が多く、新規の起業などはほとんどない状態である。
デフレの所得線の均衡点は、不安定で、下振れしやすい。均衡点は、正常な市場の均衡点に比べ付加価値の低い低価格商品が多く占める。そのため生産物1単位辺りの付加価値も小さくなる。
このことは、各企業が正常な市場に比べて価格を安くし、正常な市場より多く生産していることを意味する。低価格なため、生産販売量を増やさなければ、運営資金が出て来ないからである。
これは各企業の労働者が、安い賃金で、より長く働かなければ、十分な生活費を確保できない事も意味している。
この上記のことが、消費税引き上げによりより顕著に、より厳しく経済に反映される。
高い消費税率により起こる現象
1、日本のブラック企業化、
デフレ下の消費税引き上げは、市場の貨幣量の減少をもたらすため、付加価値が低下し十分に利益を確保できない。
(生産性が悪くなる。これは生産効率が悪くなるのではなく、消費者の購買力がにぶるため生産物単位の稼ぎが減るという意味。)
企業は消費不足の市場に対応するため、製品価格を引き下げ、販売量を増加することによって利益を確保しようとする。
デフレ下では、正常な市場で得られた同じ利益額を確保しようとすると、企業は、製品をより低価格にして、より多く売らなければならない。
このことは賃金を少なくして、より長く働らかせることが市場から求められている事を意味する。
そのためデフレで生き残る企業は、仕入れ商品を買い叩き、協力会社をいじめ、低賃金で労働者を
雇い、できるだけ安い製品を作り、それをより多く生産するため長時間労働をさせることが重要な戦略になる。
経営者はこのような運営を忠実に続けることを市場から要請されており、利益額を得るために、低賃金の労働強化をせざる負えない。
正常な市場であれば、労働者は低賃金で長時間労働を強いる会社を辞め、より条件のよい会社へ移動し、ブラック企業が淘汰される運命にある。

しかしデフレのような下へ下へと下降を続ける経済市場では、ブラック企業の方が生き残り、正常な企業が淘汰される経済環境が整う。
ブラック企業でなければ生き残れない市場になっているのだ。
最適適合は低賃金で労働時間が長い企業。
例えば、最低賃金以下で働かせる企業、研修と称し最低賃金以下で低開発国の労働者を雇う企業、経済特区とか称して、残業をカットする企業。厚生保険を国民保険に代えるような企業
あるいは業績不振のため毎年毎年大幅なリストラを行う企業、海外で安い製品を作り国内で売りさばく企業
このような企業の不当に安価な製品が国内で流通すると、他の正常な労働形態の企業は立ち行きできなくなっていく。しかし彼らの方がデフレ市場に最適適合しているため、どんどん占有率を高めて行くことになる。
その結果ますます正当な企業が立ち行かなくなり、倒産が増え、それが経済をさらに縮小させていく。それがさらにブラック企業化を招いていくのである。
そしてますますデフレが進行していく。
正常な経済市場であれば、労働環境の悪い企業からよいところへ労働者の移動が起こり、自然と労働環境の悪い企業は淘汰されることになる。
しかしデフレ市場では、低賃金でより多く働かせている企業の方が優位にあり市場を制圧して行く。
デフレの深刻化は、悪化が良貨を駆逐するようにブラック企業が優位に立つ。
2、奴隷労働化
ここで言う奴隷労働とは、報酬が少ないため長時間働かなければ満足な生活費を稼げない労働をいう。本来の労働価値より少ない賃金で働かなければならないものをいう。
そのため1日8時間の労働や、週5日の労働では、十分な生活費が稼げず、時間外労働や休日出勤が常態化し、副業、内職などをせざる負えなくなる。
このおよそ20年間、バブルが崩壊してから後、我々の民間の給料が下がっています。
それは企業が十分に儲けられなくなって、賃金抑制、労働時間の短縮、労働者の削減、仕入れ業者への値引き、下請け企業への値下げ要請、倉庫や、設備装置の売却などのあらゆる方面のリストラにより、生き延びようとしたからです。
派遣や非正規従業員が増えたからではありません。派遣や非正規従業員という名の廉価な労働者が必要だったからです。
高齢の労働者の増加、扶養家族の減少。一家の主の稼ぎが少なくなるため、家族全員が働く必要があり、悠々自適の生活が破綻し、専業主婦がなくなり、子供が小さくても働かなければならない。労働の生きがいより、生活の足しの労働が普通になる。
ブラック企業は、このような低賃金なため、生活費を稼ぐために、より長く働かなければならない労働者の期待に応えることができる。それ故、デフレに適応しているのである。

2、企業経営の脆弱化を招く。
利益の少ない、生産コスト増の経営は、企業体質を悪化させる。もはや企業経営をするメリットや、起業のメリットはなくなる。企業経営をしない方が得な社会がやってくる。企業を経営しないことが経済的メリットになる。
公務員や、生活保護所帯、失業者が有利な状況となり、あくせく働く事のメリットが無くなる。勤労意欲、モラル低下が顕著になる。
仕事のあるところは、政府の支出したところだけとなり、民間の活力が失われる。
やがて民間企業が国の投下資本にたかる体質になるいわゆるギリシャ化が顕著になる。デフレのような縮小経済が続く中での公共事業は、乗数が全く機能せず、景気拡大効果のない、単なるインフラ整理に過ぎない。
それが行き着くところまでいくと、ついには、予算がなくなり国の破綻に行き着く。
3、日本の発展途上国化
内需がなく、輸出に頼る発展途上国型の経済構造が顕著になる。中小零細企業の停滞が、最先端技術などの開発力を弱め、大企業や、輸出企業への技術移転がほとんど無くなるため、国内で製造する理由が失われる。その結果、大企業の海外移転が当たり前になる。
内需の停滞は、企業の新規参入や、新製品の開発が行われず、有力な日本の輸出企業が、先進性を失い、競争力を落とし、普通の会社へと落ちぶれる。
国内の空洞化が目立ち始め、必需品の輸入が増える。多くの商品が海外の輸入品で占められるようになり、国内の生産ネットワークが崩壊していく。
4、ジャパニーズドリームの消滅
消費税率5%と8%の間に大きな経済的な段差、断層ができる。日本の経済状況が様変わりする。5%と8%との3%の差が大きな分岐点となる。
8%になると、付加価値を得ることの難しさから、企業の起業率が大幅に下がり、もはやだれも企業経営に対する魅力を感じなくなる。優秀な人材、有力企業の海外移転、移動が増え、国内の大半が低所得層となり、貧困と停滞が蔓延する。
消費税の引き上げは、市場での企業の拡大、成長が難しく、構造的に、新規参入や、起業を難しくする。
成功率が低くなり、利益率も低くなる。企業家の一獲千金の夢が遠のき、そのような人は海外での旗揚げを考え実行する。
このように、
デフレ下の消費税の引き上げの怖さは、単にデフレスパイラルによる大恐慌を招くだけでなく、精神的に企業経営自体のモラルを変え、構造的に産業の新規参入を阻む体質になる。
新陳代謝がなくなり、下へ下へと陳腐化、減退化していき、産業基盤が破壊される。
現在地球のグローバル化が意識される中で、高率の消費税を掛けることは、消費税がない国や、低率の国へ、製造業が移転していくだろう。
消費税は取引毎にかかるため、我々はそのつど有利な取引をお互いにしていても、そのつど政府が介入し、確実に資金が政府に徴収されるため、資金が市場から(我々の社会から)減少する。政府が介入する分だけ、私達は常に不利を被っているのである。
消費税の増税は時間が経つほど資金の流出が激しくなり、経済の縮小がさらなる縮小を呼ぶデフレスパイラルという大恐慌に陥る。
デフレスパイラルは、消費税増税分の資金が市場から流出し、少なくなった消費額と、生産額が一致するまで続く。デフレ下では、消費額に合わせるように生産額(価格×生産量)が決まる。
一刻も早く消費税を引き下げ、国民負担を軽減し、消費者に直接資金を供給する政策を実施するべきである。
アベノミクスや、金融緩和、特別区、移民に日本の未来はない。
1、デフレ下の消費税引き上げにより日本で現実に起こること。
現状(デフレ下)での消費税3%引き上げで実際に起こること。
消費税引き上げによって市場から資金が奪われ、所得線の角度が低下する。さらに低下した所得線が支配する経済市場とはどんなものであろうか。探って見よう。
(始めに、市場から資金が減少した場合、なぜ消費不足が顕著に現われ、所得線の角度が低下するのかを説明しよう。
現在は物々交換の時代ではなく、貨幣が流通している
時代だ。人々は、物やサービスを販売して貨幣をより多く得ようと努力している。物やサービスの提供は今は、お金を得るための手段になっている。
人々はまた生産者であり、消費者でもある。
消費税などの増税などにより市場から資金が減少した場合、先ず、普通の多くの人々は同じように、生産を今までどおり行い、その後消費をする段取りをします。
私の経済学の基本は、経済人をこのような、物やサービスを通じて貨幣をより多く得ようと努力する人であり、また市場から資金が減少した時、先ず生産を優先し、その後に消費をするという人を前提にしています。
すなわち全体の資金量が1億で、生産に7千万掛かっていて、3千万が消費に使っていたとする。その時突然、例えば消費税の引き上げなどにより資金が1千万減少したとする。
その結果全体で資金が9千万なった場合でも、経済人は先ず生産に優先してお金を使うため、7千万を生産に当てる。残りが2千万になりこの分が消費に当てることになる。
このため、資金の減少が生産や消費に平等に割り振られるのではなく、生産に多く割り振られるため、消費不足を起こし、生産力過多から、不良在庫が残ることになる。
そのため販売競争が激烈にならざる負えず、低価格競争、過剰サービス競争が起こり、その結果利益額の縮小、生産コストの増大が生じ、付加価値が減少する。
それが低所得化をもたらすことになる。
その結果市場は、産出した生産量をすべて消費することができず不良在庫が残るという縮小循環に陥いります。これがデフレスパイラルの根本原因です。
このような状況でさらに生産量を増強しても資金がさらに製造に片寄ることになり、消費額が少なくなるため、生産量が増えても売上が上がらず、所得が上がりにくい状態になる。
それを図示すると縦線に所得又は資金量を取り、横線に生産量を取ると、生産量に比べ、所得が増えにくい、角度が45度より下がった線が描かれます。
この均衡点は、資金量が減少すると、生産量が増え、付加価値が低くなる事が示されます。)
特徴:利益を上げるのが難しい。資金と生産の割合が1対1の正常な市場に比べ、付加価値を得るのが難しい。デフレ市場は生産に多くの資金を要しているため、生産のための資金量に比べ消費の資金量が著しく減少している。
そのため生産量(産出量)とそれに対する消費資金の割合が不均衡になっており、生産物に対して消費の資金が著しく少ない状態になっている。消費に回る資金と生産量の割り合いが、1対1以上になっており、少ないお金でたくさん買える状態すなわちデフレ市場なのである。
正常な経済市場と同じ利益を得るのに生産費用がより多くかかる。簡単に言うと、同じ1万円紙幣を手に入れるのに1990年のバブルの頃に比べると、極端に難しくなっているということだ。
デフレ下の競争は、過剰サービスに現われ、その分、製造コストが高くなり、しかも安く売らなければならない。そのため利益額が少ない。しかも公共料金、医療費、その他の国民負担が増えているため、ますます手取り資金が少なくなっている。
製造コストの増加は当然、企業の損益分岐点を高くする。
損益分岐点が高くなることは、企業の負債や損失に対する抵抗力が弱まり、脆弱な経営状態であることを意味する。わずかな経済変動に大きく左右され、倒産しやすい状態になっている。
また、利益を得るのに生産費用が多く掛かることは、企業の起業が難しく、市場への新規の参入が少ないことを意味する。
日本の場合、新規参入や、起業の多くは、豊富な中小零細企業が担ってきたが、今やその大半がデフレの直撃を受け、廃業、撤退が多く、新規の起業などはほとんどない状態である。
デフレの所得線の均衡点は、不安定で、下振れしやすい。均衡点は、正常な市場の均衡点に比べ付加価値の低い低価格商品が多く占める。そのため生産物1単位辺りの付加価値も小さくなる。
このことは、各企業が正常な市場に比べて価格を安くし、正常な市場より多く生産していることを意味する。低価格なため、生産販売量を増やさなければ、運営資金が出て来ないからである。
これは各企業の労働者が、安い賃金で、より長く働かなければ、十分な生活費を確保できない事も意味している。
この上記のことが、消費税引き上げによりより顕著に、より厳しく経済に反映される。
高い消費税率により起こる現象
1、日本のブラック企業化、
デフレ下の消費税引き上げは、市場の貨幣量の減少をもたらすため、付加価値が低下し十分に利益を確保できない。
(生産性が悪くなる。これは生産効率が悪くなるのではなく、消費者の購買力がにぶるため生産物単位の稼ぎが減るという意味。)
企業は消費不足の市場に対応するため、製品価格を引き下げ、販売量を増加することによって利益を確保しようとする。
デフレ下では、正常な市場で得られた同じ利益額を確保しようとすると、企業は、製品をより低価格にして、より多く売らなければならない。
このことは賃金を少なくして、より長く働らかせることが市場から求められている事を意味する。
そのためデフレで生き残る企業は、仕入れ商品を買い叩き、協力会社をいじめ、低賃金で労働者を
雇い、できるだけ安い製品を作り、それをより多く生産するため長時間労働をさせることが重要な戦略になる。
経営者はこのような運営を忠実に続けることを市場から要請されており、利益額を得るために、低賃金の労働強化をせざる負えない。
正常な市場であれば、労働者は低賃金で長時間労働を強いる会社を辞め、より条件のよい会社へ移動し、ブラック企業が淘汰される運命にある。

しかしデフレのような下へ下へと下降を続ける経済市場では、ブラック企業の方が生き残り、正常な企業が淘汰される経済環境が整う。
ブラック企業でなければ生き残れない市場になっているのだ。
最適適合は低賃金で労働時間が長い企業。
例えば、最低賃金以下で働かせる企業、研修と称し最低賃金以下で低開発国の労働者を雇う企業、経済特区とか称して、残業をカットする企業。厚生保険を国民保険に代えるような企業
あるいは業績不振のため毎年毎年大幅なリストラを行う企業、海外で安い製品を作り国内で売りさばく企業
このような企業の不当に安価な製品が国内で流通すると、他の正常な労働形態の企業は立ち行きできなくなっていく。しかし彼らの方がデフレ市場に最適適合しているため、どんどん占有率を高めて行くことになる。
その結果ますます正当な企業が立ち行かなくなり、倒産が増え、それが経済をさらに縮小させていく。それがさらにブラック企業化を招いていくのである。
そしてますますデフレが進行していく。
正常な経済市場であれば、労働環境の悪い企業からよいところへ労働者の移動が起こり、自然と労働環境の悪い企業は淘汰されることになる。
しかしデフレ市場では、低賃金でより多く働かせている企業の方が優位にあり市場を制圧して行く。
デフレの深刻化は、悪化が良貨を駆逐するようにブラック企業が優位に立つ。
2、奴隷労働化
ここで言う奴隷労働とは、報酬が少ないため長時間働かなければ満足な生活費を稼げない労働をいう。本来の労働価値より少ない賃金で働かなければならないものをいう。
そのため1日8時間の労働や、週5日の労働では、十分な生活費が稼げず、時間外労働や休日出勤が常態化し、副業、内職などをせざる負えなくなる。
このおよそ20年間、バブルが崩壊してから後、我々の民間の給料が下がっています。
それは企業が十分に儲けられなくなって、賃金抑制、労働時間の短縮、労働者の削減、仕入れ業者への値引き、下請け企業への値下げ要請、倉庫や、設備装置の売却などのあらゆる方面のリストラにより、生き延びようとしたからです。
派遣や非正規従業員が増えたからではありません。派遣や非正規従業員という名の廉価な労働者が必要だったからです。
高齢の労働者の増加、扶養家族の減少。一家の主の稼ぎが少なくなるため、家族全員が働く必要があり、悠々自適の生活が破綻し、専業主婦がなくなり、子供が小さくても働かなければならない。労働の生きがいより、生活の足しの労働が普通になる。
ブラック企業は、このような低賃金なため、生活費を稼ぐために、より長く働かなければならない労働者の期待に応えることができる。それ故、デフレに適応しているのである。

2、企業経営の脆弱化を招く。
利益の少ない、生産コスト増の経営は、企業体質を悪化させる。もはや企業経営をするメリットや、起業のメリットはなくなる。企業経営をしない方が得な社会がやってくる。企業を経営しないことが経済的メリットになる。
公務員や、生活保護所帯、失業者が有利な状況となり、あくせく働く事のメリットが無くなる。勤労意欲、モラル低下が顕著になる。
仕事のあるところは、政府の支出したところだけとなり、民間の活力が失われる。
やがて民間企業が国の投下資本にたかる体質になるいわゆるギリシャ化が顕著になる。デフレのような縮小経済が続く中での公共事業は、乗数が全く機能せず、景気拡大効果のない、単なるインフラ整理に過ぎない。
それが行き着くところまでいくと、ついには、予算がなくなり国の破綻に行き着く。
3、日本の発展途上国化
内需がなく、輸出に頼る発展途上国型の経済構造が顕著になる。中小零細企業の停滞が、最先端技術などの開発力を弱め、大企業や、輸出企業への技術移転がほとんど無くなるため、国内で製造する理由が失われる。その結果、大企業の海外移転が当たり前になる。
内需の停滞は、企業の新規参入や、新製品の開発が行われず、有力な日本の輸出企業が、先進性を失い、競争力を落とし、普通の会社へと落ちぶれる。
国内の空洞化が目立ち始め、必需品の輸入が増える。多くの商品が海外の輸入品で占められるようになり、国内の生産ネットワークが崩壊していく。
4、ジャパニーズドリームの消滅
消費税率5%と8%の間に大きな経済的な段差、断層ができる。日本の経済状況が様変わりする。5%と8%との3%の差が大きな分岐点となる。
8%になると、付加価値を得ることの難しさから、企業の起業率が大幅に下がり、もはやだれも企業経営に対する魅力を感じなくなる。優秀な人材、有力企業の海外移転、移動が増え、国内の大半が低所得層となり、貧困と停滞が蔓延する。
消費税の引き上げは、市場での企業の拡大、成長が難しく、構造的に、新規参入や、起業を難しくする。
成功率が低くなり、利益率も低くなる。企業家の一獲千金の夢が遠のき、そのような人は海外での旗揚げを考え実行する。
このように、
デフレ下の消費税の引き上げの怖さは、単にデフレスパイラルによる大恐慌を招くだけでなく、精神的に企業経営自体のモラルを変え、構造的に産業の新規参入を阻む体質になる。
新陳代謝がなくなり、下へ下へと陳腐化、減退化していき、産業基盤が破壊される。
現在地球のグローバル化が意識される中で、高率の消費税を掛けることは、消費税がない国や、低率の国へ、製造業が移転していくだろう。
消費税は取引毎にかかるため、我々はそのつど有利な取引をお互いにしていても、そのつど政府が介入し、確実に資金が政府に徴収されるため、資金が市場から(我々の社会から)減少する。政府が介入する分だけ、私達は常に不利を被っているのである。
消費税の増税は時間が経つほど資金の流出が激しくなり、経済の縮小がさらなる縮小を呼ぶデフレスパイラルという大恐慌に陥る。
デフレスパイラルは、消費税増税分の資金が市場から流出し、少なくなった消費額と、生産額が一致するまで続く。デフレ下では、消費額に合わせるように生産額(価格×生産量)が決まる。
一刻も早く消費税を引き下げ、国民負担を軽減し、消費者に直接資金を供給する政策を実施するべきである。
アベノミクスや、金融緩和、特別区、移民に日本の未来はない。

老人・廃人クラブ

後日説明添付:



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