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2015年1月12日月曜日

国民の半数以上が生活余裕なく、徐々に暴走機関車なるか「アベノミクス」

日本銀行が発表しました四半期ごとの「生活意識に関するアンケート調査」では現在の暮らし向き(1年前対比)で「ゆとりがなくなってきた」との回答が51.1%%と半数を越えて来ており、2012年12月調査時の50.4%を上回り、2011年12月の51.6%以来の水準に達したと報じられています。

即ち、アベノミクスで生活がよくなったのではなく、生活が苦しくなったと感じる国民が半数を越えて更には政権が発足する前のレベルにまで生活が悪化してきているのです。

この余裕がなくなってきたとした主な理由は以下の通りです。

71.1%「物価が上がった」
50.4%「給与や事業などの収入が減った」


次に景況感を聞いた調査では、現在の景況感DIがありますが、《マイナス32.9》と前回調査時に比べ一気に《12.5ポイント》も落ち込み、2012年12月の以来の水準に落ち込んで来ています。

因みに、一年後の先行き景況感DIは《マイナス30.5》とこちらも2012年12月以来の水準になって来ています。


これから分かることはアベノミクスは国民生活を破壊したということになります。

にもかかわらず選挙では安倍政権は信任を受けた訳であり、安倍総理からすれば笑いが止まらない筈です。
ギリシャでは昨日の発表では野党の急進派が議席の半数をおさえ与党が大敗すると見られており、国民の怒りが爆発していますが、日本は国民にはまだ余裕があるため、今はアベノミクスを支持となっているものですが、このままアベノミクスを続ければ、国民生活は間違いなく徹底的に破壊されます。
その時に国民が騙されたとなりましても手遅れとなります。


ところで、物価上昇ですが、今末端で行われていることは売り惜しみをして値段を上げる商法であり、これはオイルショックの時に見られた商法でその時は政権は取り締まる側にいましたが今は反対に〈売り惜しみ・値上げ〉を主導する側におり、いつから日本は統制経済に戻ったのかと思います。

バター(雪印北海道バター)を見ればよく分かりますが、今までは品切や売り惜しみがずっとありましたが、昨日一気に出てきました。
それも10%もの値上げをして大量にスーパーの店頭に出てきたのです。
勿論、そんな値段では誰も買いませんから、夜11時過ぎまで山積みのままになっていました。

バターはこの1年間で20%程上昇してきており、これだけみれば狂乱物価上昇とも言えますが、このような〈売り惜しみ・値上げ商法〉がまかり通る世の中になってきたことを恐ろしいと誰も指摘しない事の方が恐ろしいと言えます。


国民の半数が収入を減らし生活が苦しくなってきたとなっている今、これが7割を上回りましても安倍政権は平然としていられるでしょうか?

国民が政治に関心を持たない今の日本人ならそれでも安倍政権支持となるのかも知れません。



nevada_report at 09:13|Permalink│ 76拍手

2015年01月11日

急落したヨーロッパ銀行株指数とユーロ存続問題


金曜日のヨーロッパ株式市場では金融株が急落し、ユーロ銀行株指数は5%の急落を演じていますが、サンタンデール銀行株は13%もの暴落を演じています。

一部のEU加盟国ではマイナス金利を導入してまで金融緩和をしていますが、それでもCPIがマイナスに落ち込み、ドイツではマイナス成長に落ち込むとも言われている中、不良債権がマグマのように溜まり続けていると見られており、いつ噴火するか分からない事態になっているのです。

この不良債権額を記した秘密のリストが一部の国際金融関係者に出回っていますが、その不良債権額の合計を見て、ヨーロッパから逃げ出す金融金融関係者も出て来ていると言われています。

金曜日のヨーロッパの金融機関株の急落はそのリストをみた機関投資家が投げ売りしたものかも知れませんが、ユーロが存続できるかどうかも分からないと述べる専門家もおり、今は『とにかく(ユーロから)逃げるが勝ち』となっているのです。

日本では気楽な論調が多いですが、そのうちに大混乱に陥ることになるかも知れません。

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