2011年3月3日木曜日
食品産業の表と裏
1986年から2002年まで水産系に従事しました。
業界に足を踏み込んだ時期は、経済成長真っ盛りで、より多くの原材料獲得に、大手商社、個人貿易会社、水産会社自らも、参上、異色は、鉄鋼会社でした。(たとえば、阪和興業、新日鉄)
このころのお題目は、需要が膨らみ、世界各地の資材=食品の“開発輸入”で、蛸の不足は、北アフリカ、国内サバの不漁で、ノルウェーへ、紅鮭とニシンとギンダラをアラスカ方面。カナダ。チリにと進行しました。
安い加工用(よっちゃんイカ、サキイカや混ぜ物用)いかは、インド、ブラックタイガー海老は、台湾・ベトナム・中国海南島・マレーシアなど。 キスやキハダマグロ(ねこ缶)は、マレー半島へ。
当時の丸紅・水産部が現地投資(タイ・マレーシア)で、安いてんぷら材を輸入し、現在の”てんや”チェーンを展開。 小学校の同級生は、丸紅香港から、役員に転身。
ことぶき模型の植竹さんは、兼松江商で、南米に、現地でワニやアロマジロを食したそうです。
また、日商岩井は、子会社を駆使して小僧寿しの納入業者に成る。
果ては、冷蔵庫会社・ニチレイのアセロラ・ドリンク、東洋水産のインスタント・ラーメン開発。
その後の、ニッスイの冷凍食品と激動期でした。
当方は、最初インド西岸の冷凍イカ生産(東岸は、トーメン・ニチメン占領)に派遣され、同時にえびも扱いました。
冷凍設備が貧弱、大気温度40度で何回も、製品評価のため国内に空輸す。つぎは、チリ・ペルーのマチャ貝(ホッキ貝の偽物)開発。
その後別会社に移動、ノルウェー・デンマーク鯖と養殖アトランティック・サーモンとアラスカ・カナダ産品に追従。
裏とは、いつまでも切のない偽装食品表示です。
最近の中国産アカシヤの蜂蜜。 いつものウナギ産地偽装、この国の根か?
否、どこでも中小、弱小、大手?企業はやっています、そのくらい軽い?産業です。
品質管理以外は、
何故か、考えてみてください、単純な業種目だからです。
あなたでも、いかの塩辛屋は出来ます、焼きおにぎりや、自ハンバーガー・ショップ。
追記? 読みたいですか?
マクドナルドの歴史と、冷凍パティ供給牛肉やポテト(オレゴン・アイダホ)や病原菌、人口香料の
世界も面白い。
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