ページ

2011年2月18日金曜日

特務機関長・実録の本

正に、昭和10年ごろから終戦後を通して日本が暴走した狂気の世界を追ったドキュメントです。


当時帝国主義の列強の狭間で、遅れて植民地獲得競争に邁進した日本の身勝手な、満州駐在の関東軍による、また東南アジアにも活動した孤立軍部の戦費・情報資金を捜し求めた悪辣な、暴力と経済活動です。


1929年の米国発の恐慌により次の世界大戦勃発、日本の大不況、農村の疲弊(冷害)による
失業者の増大。 突破口としての満蒙開拓と血気盛んな国粋系のならず者と一発屋の出稼ぎ。
これらが、炊き込みご飯のように増幅していく様。


暴走関東軍の、特別任務・活動部が暗躍する、児玉誉士夫・小佐野賢治・鮎川義介・岸信介ほかの戦争商人・軍需物資調達や=泥棒がウジのごとく発生し力を持ち現在に至る。 プラス、
思いだしました。 ”人類みな兄弟の” 笹川良一です、戦後アメリカの”忠犬”になってCIAから利権をいただき、私腹を肥やし続け、罪滅ぼしに?福祉運動をした。子孫を観るとお分かりでしょう。
それにしても、公認賭場(競艇会)は、素晴らしい自動振り込みATMです。


三井物産も三菱も同列の軍産複合体。 これを見ると、米国のCIA・NSAなどを連想します。


前述の戦費調達に、当時ペルシャの麻薬をシナに輸入し利益に充当させるあくどさ。ハイエナ列強の餌食になる。 当地の金銀財と骨董品を略奪も当然して、天皇の隠し財になる。

0 件のコメント: